(C)jarchmma
大晦日『RIZIN.45』さいたまスーパーアリーナ大会で、68kg契約での朝倉海(ジャパントップチーム)とのRIZINバンタム級王座戦で2R TKO負けしたフアン・アーチュレッタ(米国)が9日、赤坂のJTT前で再起を誓った。
来日後の体調不良により減量失敗し、2.8kgの体重超過でRIZINバンタム級王座を剥奪されたアーチュレッタ。朝倉海とのバンタム級王座戦は、朝倉が勝利した場合のみ王者に認定され、アーチュレッタ勝利の場合は無効試合。罰金の上に試合1時間前に再計量をし、68kgのリカバリー制限が設けられ、アーチュレッタには試合前にレッドカード(全体評価の100%から50%の減点)が提示されてのスタートとなった。
試合は、判定では勝ち目のないアーチュレッタがKO狙いでアグレッシブに前に。2Rにワンツーで飛び込んだところに、朝倉のカウンターの右ヒザを浴びて、TKO負けした。
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試合後、日本で新年を過ごしたアーチュレッタは、東京・赤坂のJTT入口でガッツポーズ。「私を信じてほしい、戦いを怖がる人は誰もいない」と再起を誓うと、朝倉海へのリヴェンジ、それが叶わなければ、フェザー級での朝倉未来戦、クレベル・コイケ戦をアピールした。
自身のSNSでアーチュレッタは、「朝倉海との結果について言い訳はしない。彼が僕を仕留めに来たようにね。ファンがどれだけこの試合を望んでいるか分かっていたので、彼との試合をキャンセルするという考えはなかった。朝倉が私に課したレギュレーションについての質問。確かに厳しかったが、私は体調不良のなか体重を落としたり、朝倉のルールにはすべて従っていた。それくらい、私はこの試合を望んでいた。
『100%だったか?』と聞かれたけど、ファイターが100%で試合に臨むことはない。あの夜、私はベストを尽くしたが、及ばなかった。もしRIZINのタイトルで再戦することになれば、もちろん受けるつもりだ。でも、海が私に再戦を申し込んでくるとはとても思えない。2024年に戻ってきます。それが真のチャンピオンのすることだから。朝倉未来か、クレベル・コイケ、あるいは朝倉海との試合をくれ。それがファンが見たいものだから」と、再起を誓っている。
米国KOTC時代には、ジュニアウェルター級、ライト級、バンタム級、フライ級の四階級を制しているアーチュレッタは、試合後、「みぞおちに一撃もらって効いてしまっただけなので、鈴木千裕選手に相手がいなければ受ける準備があります。(萩原)京平がたった40日間で別人になるような練習を毎日しているので、自分にも(フェザー級で)できる。試合したい選手がいるなら、いつでも相手になりたい。
願いが叶うなら、是非ここRIZINにいたいと思います。今回計量失敗でタイトルを失ってしまいましたが、病気という自分のコントロールできないところで起きたことだと思っているので、またベルトを取り返したいと思っていますし、とにかく日本で試合をするのが好きなので、ここでキャリアを終えてもいいかなと自分も思っていますので、機会が再び与えられるのであればまた日本で、RIZINを代表して戦いたい」と語っていた。次戦は、どの階級で誰との対戦になるか。
Great time in the Japanese mountains. Bringing in a strong year. 🐉🙏🤘 we are ready to get Strong 💪🏽 pic.twitter.com/iNv5eIYRgd
— Juan Archuleta (@jarchmma) January 7, 2024