MMA
インタビュー

【RIZIN】朝倉海とフアン・アーチュレッタが試合前、そして試合後に語っていたこと 「ほんとうは断るべき」(海)、「ここでキャリアを終えてもいいからベルトを取り戻したい」(アーチュレッタ)

2024/01/07 21:01
 大晦日『RIZIN.45』さいたまスーパーアリーナ大会で、体調不良により減量失敗し、2.8kgの体重超過でRIZINバンタム級王座を剥奪されたフアン・アーチュレッタ(米国)。  朝倉海とのバンタム級王座戦は、朝倉が勝利した場合のみ王者に認定され、アーチュレッタ勝利の場合は無効試合。罰金の上に試合1時間前に再計量をし、68kgのリカバリー制限が設けられ、アーチュレッタには試合前にレッドカード(全体評価の100%から50%の減点)が提示されてのスタートとなった。  UFCなどではタイトルマッチにバックアップファイターが用意され、王座戦の2人に加え、リザーバーも計量に臨んでいるが、そこには準備分のコストがかかっており、通常は体重超過分のペナルティとしてファイトマネーの20%から30%が対戦相手に支払われることになっている。また、各州のコミッションにより異なるものの、2ポンド(0.9kg)~7ポンド(3.17kg)以上の体重差がある場合は、試合を認めないケースもある。  そんな状況下、今回のRIZINのコメインの王座戦を両者が行わないという選択肢もあったが、朝倉は「相手が何kgでも戦う気でした。試合ではとにかくアーチュレッタがデカかった」と言い、アーチュレッタも「自分の身体のなかで骨一本、血一滴たりとも、組まれた試合をやらないという選択肢は無かった」と語っている。  朝倉は、試合前にエリー・ケーリッシュ・ヘッドコーチに加え、ビリー・ビゲロウ・レスリングコーチを招聘し、MMAレスリング、特にテイクダウンディフェンスを強化。アーチュレッタの身体構造をドクターとともに分析し、ボディ攻撃が有効であると想定、相手セコンドの声の聞き取りまでトレーニングし、2R、アーチュレッタ陣営の『ワンツーで入れ』の声に、カウンターの右ヒザを突き刺した。  万全の体制のなかでの必然の勝利、と言える完勝劇だったが、その内実、試合直前まで内側側副靭帯の損傷が“治りきっていなかった”ことも自身のYouTubeで明かしている。  10月の皇治戦が浮上した後に、再びスパーリング中に左ヒザを負傷。対人の組みが出来たのが12月の2週目で、テーピングを外せたのが試合2日前という状況下、朝倉は「スパーリングではない、技のドリルの反復練習」を行い、試合に備えてきた。  病気が原因とはいえ、最後の水抜きをぎりぎりまで行わなかったアーチュレッタとの試合に臨むことは、朝倉にとってリスクがあった。 「ほんとうは断るべき。体重超過した選手との試合を断った人が責められる状況は絶対作りたくない。今回は俺がおかしかった。断るのが普通」と言いながらも、「“ラッキーだったな”と言われるのはムカつく。“(アーチュレッタの)体調が悪かったから勝てた”みたいなことを言われると“いやいやいや、こっちの方が絶対不利だからな、圧倒的に”と思って。でも体重差がある相手にテイクダウンディフェンスが出来て、KO出来るのは自信になった」と振り返り、試合前に明かしていた通り、あらためて海外挑戦のプランを語っている。 [nextpage] 「自分の作戦を先に放棄した者が不利になるのは間違いない」と語っていたアーチュレッタだったが──  一方、エンリケ・バルソラ、キム・スーチョル、井上直樹、扇久保博正と強豪ばかりを相手に、1年間で4試合すべてを3R通して競り勝ってきたアーチュレッタにとっても、タフな状況だった。  これまでKOTCで四階級王者となり、アウェーのRIZINでの3試合でも体重を守って来た元Bellator王者による、2.8kgオーバーは、直前にトラブルがあったことは明らかだった。「胃腸炎なのか感染症のようでひどく悪い症状だった。熱もあったのと、腰痛があり、飛行機の移動で腰が痛かったのが治らず、腹の調子がどうしても良くなくて、火曜は1日16時間くらい寝ていた」と吐露する。  それでも、アーチュレッタも試合をキャンセルする選択肢はなかったという。 「みんな、たくさん働いて得たお金で、高いお金を出して格闘技を見に来てくれているから、いかなる状況でも投げ出したりしたくなかった。チャンピオンであることも非常に大きく影響していて、大きな責任を伴っていると思っている」  結果、最後の水抜きも出来ず、2.8kgの体重超過。試合前にチャンピオンではなくなり、勝利してもノーコンテストとなる「変則王座戦」に、リカバリー制限が設けられたなかで臨んだ。  試合前に本誌の取材に「自分の作戦を先に放棄した者が不利になるのは間違いない」と勝利のポイントを語っていた元王者は、開始から「50%の減点」を負って、打ち合いの賭けに出ていた。  日本での試合を「“暗いところから出てきて、すごい光を与えられたような、すごい特別な場所だ”と思った。何より日本のファンに会って自分の人生が変わった。彼らが僕にインパクトを与えてくれたんだ。だから“絶対に勝ってファン達のチャンピオンになる”と決めた。RIZINが世界チャンピオンになる機会を与えてくれて、自分がチャンピオンになっているから当然、自分が“RIZINの代表”として振る舞いたいし、“ここは自分のホームだ”という風に思いたい」と、語っていたアーチュレッタは、いかに試合に臨み、いかに敗れたのか。  試合前のトラブルにより、未公開だった部分も含め、「試合前」と「試合直後」の言葉をあらためて紹介したい。 [nextpage] 試合前のアーチュレッタ「海がレスラー対策をする。それは自分にとってはやりやすくなる」 ──MMAファイターのあなたにとって、ピュアレスリングの練習をレスラーたちと行う意味は? 「萩原京平とレスリングの練習をしているのは、カリフォルニアで自分がコーチを務めている高校です。自分にとっては本当にこのピュアレスリングをやるということはルーツでもあって“自分がどこから来たのか”を再確認できる場所です。テクニカルとかそういう部分も当然あるけど、あくまでも精神力を鍛えるために必要。やっぱりレスリングの練習って非常に厳しいので、その部分をプロになった、MMA選手になった今でも保つために、日々そういう環境に自身を置くこと。そして、これから先ハングリーで夢と希望を持っている人たちと同じ環境で自分もやるということが、非常に自分に対しての戒めというか、自分にとっての素晴らしい経験となるので、そういった夢と希望を持っているアスリートたちと横に並んで、同じ環境でやるということは非常に大切なのかなと思います」 ──今回の試合前に“仮想・朝倉海”とも練習を? 「海戦で自分が陥るであろうシチュエーションというものは、萩原選手でもシミュレーションはできたと思いますので、そういった意味では、偶然ではありますけれども、いいことになったなと思います。普段からはカブ・スワンソンだったり、ブライアン・オルテガたちと練習していますね。前回の試合(朝倉の欠場で扇久保博正と対戦)のときは“チト”マルロン・ヴェラと練習したんですけども、彼のほうが本当に海みたいな攻め方をして、すごいフィニッシュというか、殺傷能力があって、フィニッシュする勘をもってやってくるので、彼との練習は非常に長くてつらいものだったというのを覚えていますけど、今振り返ってみると、あのときの練習が今回の相手に向けて非常に役に立つんじゃないかなと思っています」 ──朝倉海選手の動きは見えている? 「とくに朝倉の動きは分かりやすくて読みやすいので、戦略で苦労した部分はありません。どういう対策をどうやれば勝てるかは、ある程度見えている。相手を後手に回す、防御に回す部分と、相手を疲労させるのは扇久保が(朝倉に)やったこともそう。マネル・ケイプは倒し方は違いましたが、ベーシックにシンプルに動くことが攻略の道筋となると思っています」 ──フィニッシャーである朝倉選手の一番警戒している部分は? 「彼の右手は破壊力があるし、数々の選手を倒してきてボディショットもいい。相手に合わせるヒザ蹴りや、前に出てきているときに強い。(相手を)後退させること、テイクダウンについて考えさせること、来るかもしれないと思わせるとことで、攻略法となり、一つひとつの武器を封じることが出来ると思います。いずれにせよ最高の試合をする準備をしてくることは想定しています」 ――7月に最初の朝倉海戦のスケジュールから大晦日になったことは、その間に扇久保戦もやらなくてはいけなかったけれど、アーチュレッタ選手にとっては良かったことでしょうか。それともハードスケジュールになっているでしょうか。 「この8カ月で4試合(エンリケ・バルソラ、キム・スーチョル、井上直樹、扇久保博正にいずれも3R判定勝ち)するというのは、正直、非常に大変だったんですけれども、自分は戦うのが大好きなので、良かったという風にも思います。けれども、前回のことに関してはやっぱり精神的にいろいろとキツかった。というのも、身体よりも精神的にキツくて、Bellatorでタイトルファイトを2連続で負けてしまって、ここからまた“自分はチャンピオンだ”ということを信じて自分に鞭を打って進まなきゃいけなかったので、そういう意味では非常に辛かった。 “自分を乗り越える”というところが一番のチャレンジだった。どうしてもショートノーティスの試合というのはお互いにパフォーマンスは落ちる。今まで準備していたもの、コンディションは置いておいても、やっぱりまったく違うタイプの相手になったりとか、今まで練習していたものがまったく意味のないものになってしまったりとか、作戦だったり、相手のスタイルによって全部変わってきてしまうので。  ただ、今回のこの試合が大晦日に起きる、そして朝倉海とやるということは、非常に喜ばしいことです。互いに待ち望んで“本物のファイター”同士が大晦日で試合をするという試合こそ、日本のファンが見るに相応しい試合だなと思っています。どっちが勝つか分かりませんが、本当に厳しい試合になって、接戦の判定になるかもしれないですし、どっちかがフィニッシュするかもしれない、されるかもしれない。でもその中でも自分たちがやれることを精いっぱいやるということが、この試合をする意味になるんじゃないかなと思います」 ――互いに圧力をかけ合う試合のなかで、ストライキングの圧力の朝倉海選手と、テイクダウンの圧力のアーチュレッタ選手との戦いになる、そこで引いたほうがペースを握るという考え方についてはいかがですか。 「その通りで、たぶんプレッシャーの圧のかけ合いになると思う。まず海選手が打撃でプレッシャーをかけようとしたときに、まず自分がそういう圧のかからないタイプのファイターだということに気づくと思います。自分のスピードだったり、縦横、前後の動きが他の選手よりも出来ていると思うので、的が絞りづらい。そして打撃を避ける技術にも自分は長けている。海が自分と向き合ったときに思うように出来ないと感じると、プレッシャーがかけられず、1回距離を取って、待ちのスタイルになるだろう。待ちになると、おそらく自分の持っていた作戦というものを1回白紙に戻して、そこから立て直さなければいけない。 “自分の作戦を先に放棄した者”が不利になるというのは間違いない。自分は前に出ながらも打撃を振れて、後ろに下がりながらカウンターも出来る。前後左右に動くなかで打撃とテイクダウンに切れ目が無い。TJ・ディラショーとずっとスパーリングをやっていると、そういう技術を身につけないとやっていけないので、自分は一つの方面でだけ強いのではなくて、全局面でいろいろと出来る。その部分が勝敗を分けるんじゃないかなと思います」 ──朝倉海選手が海外からMMAレスリングの強い選手とコーチを招聘して対策を練っていることについては、どう感じますか。 「試合のたびにスタイルを変えたり、対戦相手のスパーリングパートナーを用意するスタイルというのは身体にとって非常に良くないと思う。自分のスタイルを定着させるためにも良くない。おそらく海は今までとは違う慣れない練習をして、身体に思ったより負荷がかかっているんじゃないかと思う。怪我をしないか不安に感じます。ただ、それは彼の問題で、彼が今レスリングをしっかりとやって、MMAのなかで覚えているということは、自分にとってすごくやりやすくなると思います。  なぜならば、彼はおそらくこれからレスラーとしての反応をすると思うから。レスリングを習うことによってレスラーの反応をするようになるということは、そこを知り尽くしている自分としてはより倒しやすくなるということ。逆にレスリングを知らない人の動きは非常に読み辛かったり、想像とは違う、定説とは違う動きをしてくるので、テイクダウンし辛かったりするんです。レスリングを分かってくると、レスラーの動きをする。それは自分にとってはやりやすくなるという風に思います」 ──あなたにとって、RIZINのバンタム級王座を防衛する意味は? 「誰かから聞いたけど、このバンタム級タイトルはこれまで誰も一度も防衛したことがないと。そういう意味でも初防衛ということで歴史に名を刻むことになる、そこに対するモチベーションがあります」 ――7月の試合後、「せっかく海はホームでアメリカ人を倒す機会があったのに、それを自分でふいにした」という言い方をしました。それは、RIZINチャンピオンではあるけど、アウェーであるということを理解していると感じました。でも今回の大晦日の試合では、自身の試合をもって“RIZINが自分のホームである”ということを示すような試合になるでしょうか。 「……自分にとってはもうここが、夢にまで待った機会なので、本当にKOTC時代からオーナーのテリー(トレビルコック)に『ぜひ日本に行かせてくれ、RIZINに行かせてくれ、RIZINのチャンピオンになるから』と、本当にお願いしていたので、ようやくこういう機会をもらえて、RIZINで連戦を勝ち抜いてここまで来た。ダン・ヘンダーソンが自分のアイドルで、僕はダンの父からレスリングを教えてもらったんです。ダンと話したときに彼は『日本から離れなければ良かった』とすごく言っていたんです。なので、実際に自分が来て戦ってみて、その言葉がすごく理解できます。日本の文化だったり、スタッフだったり、イベント、環境全て、自分にとってはすごく──“暗いところから出てきて、すごい光を与えられたような、すごい特別な場所だ”と思いました。  何より、日本のファンにあって自分の人生が変わったんです。彼らのおかげで自分は生き返った。それで“絶対試合に勝ってファンのためにチャンピオンになる”と決めたんです。RIZINが世界チャンピオンになる機会を私に与えてくれて、自分がチャンピオンになっているので、当然、自分が“RIZINの代表”として振る舞いたいし、“ここは自分のホームだ”という風に思いたい。胸を張れるようなチャンピオンになって、今回、RIZINのファイター、RIZINのチャンピオンがやっぱり世界にも通用する世界一だということを誇りを持っても言いたいと思っていますし、今回海に勝ったら、次は二階級で、フェザー級でも最強を証明したいなと思っています」 [nextpage] 試合後のアーチュレッタ「自分にとっては(打ち合いに)行くしかない。選択肢はそれしかなかった」 ──試合後の率直な感想を。 「すごくフラストレーションが溜まるような感じです。“なぜなんだ、なぜ自分にこんなことが起きるんだ”と。ファイトキャンプは素晴らしかったし、(萩原)京平も来てくれて、いいキャンプになった。すこし前まで順調に来ていたのに、病気にかかってしまい、それでも“諦めたくない、絶対に試合をするんだ”ということでいろんなことと戦いましたが計量を大失敗しました。この試合を成立させるために最大限の努力を、あらゆることをしてこの試合を成立させるためにしてきました。みなさんはこの試合を見る権利を持っているから最大限努力して精一杯戦いましたが自分の思うような結果は得られませんでした。そういったことを踏まえて“なぜここで自分なんだ”という問いしかなく自分には答えがありません」 ──試合後に海選手とはどんな言葉を交わしましたか。 「そうですね、互いを称え合い、リスペクトし合って、同じ戦士なので、彼がチャンピオンになるためにどのような犠牲を払ったかも分かっているつもりなので、悪く言うことはないです。7月に戦えなかったことについて思うところはあるけれど、朝倉選手が精神的な駆け引きを仕掛けてきて、彼の思うような結果になったと思います」 ──実際に戦ってみて、選手としての朝倉海選手のイメージは? 「彼はいい選手だと思います。彼はフィニッシャーですしタイミングが素晴らしい。打ち合いのなかでは、自分が打ち合ったと思う場面もありました。今やったら勝てると思いますし、いつかやれたらやりたいと思いますけど、お互いに全力出して戦って今夜は彼の方が強かった、彼の方が頑張ったということです」 ──病気ということでしたが、病名やいつ罹ったのかを教えていただけますか。 「胃腸炎なのか感染症のようでひどく悪い症状でした。熱もあったのと、腰痛があり、飛行機の移動で腰が痛かったのですが治らず、お腹の調子がどうしても良くなくて、すごく便が良くなかった状態だったのですが、計量後すべて出して、本当に調子が良くなかったです」 ──試合のどれくらい前だったのですか。 「月曜(に異変を感じ)で、火曜は1日16時間くらい寝て、少し良くなったけれど力が入らず動けなくて、そのまま金曜になっても体調が優れず、通常ならここで体重を落としているところがなかなかできず、体調が悪くて落とし始めることができず、土曜に起きてから水抜きを始めたのですがある一定のところからまったく汗が出なくなってしまいました」 ──病気になった時点で試合をキャンセルする選択肢は? 「自分の身体のなかで、骨一本、血一滴たりとも、組まれた試合をやらないという選択肢はありません。私は契約書にサインしたその瞬間から、サポートしてくれるみんなが期待してくれている覚悟を持って必ず試合をすると思っています。皆さんたくさん働いて得たお金で、高いお金を出して格闘技を見にきてくれているから、いかなる状況でも投げ出したりしません。あとは、チャンピオンであることも非常に大きく影響していて、大きな責任を伴っていると思っています。いかなる人もファンもがっかりさせてはいけない。チャンピオンでいることは簡単ではありません」 ──体重差があるなかで試合を受けた朝倉海選手を戦士として認めるという思いもありますか。 「もちろんです、彼には試合を受けない選択肢もありました」 ──1Rでは組みの展開が結構ありましたが、2Rではスタンドの展開が多かったです。いつも連打からの組みを混ぜることを得意とするアーチュレッタ選手が、その形になったのは組みでのスタミナがキツいと感じた部分もありましたか。 「……レッドカード(50%減点スタート)から始まっていたので、自分にとってはもう行くしかない。選択肢はそれしかなかったです」 ──体重超過があったとはいえ、1時間前まで体重を68kgにキープしなくてはいけなかったことは、どれだけ自分のパワーなどに影響がありましたか。 「たしかにあるかも分からないですが、最終的に体重超過をしたのは私ですし、チャンピオンとしての責任、いかなる団体にもルールがあり試合成立のための条件提示があったので、チャンピオンとしていかなる状況でもファンに試合を届けるという責任感でやり遂げました」 ──試合後、海選手がリング上でマイクを持って観客に「計量失敗したのを責めていいのは自分だけだと思うからアーチュレッタ選手に何か言うのはやめてほしい」という主旨のことを伝えました。 「庇ってくれたことをリスペクトしています。振り返って後悔してどうこうなることではなく、自分の手の力の及ばぬところで起きてしまったことと理解しているので、いかなるやれることをやり尽くした結果、体重超過をしてしまった。彼もそれを受け入れて理解してくれて、その部分は彼もリスペクトしてくれていたのだと思います」 ──試合後、リング上で鈴木千裕選手の名前を挙げていました。フェザー級ということになりますが、他の選手と1回か2回戦いたいですか。 「見ての通り自分は無傷でダメージを負っていないので、みぞおちに一撃もらって効いてしまっただけなので、身体自体は健康だと思っています。鈴木選手に相手がいなければ受ける準備がありあます。(萩原)京平がたった40日間で別人になるような練習を毎日しているので、自分にもできる。試合したい選手がいるなら、いつでも相手になりたいと思っています」 ──今後の目標や展望があれば教えてください。 「願いが叶うなら、是非ここRIZINにいたいと思います。今回計量失敗でタイトルを失ってしまいましたが、病気になったという自分のコントロールできないところで起きたことだと思っているので、またベルトを取り返したいと思っていますし、とにかく日本で試合をするのが好きなので、ここでキャリアを終えてもいいかなと自分もやっぱり思っていますので、機会が再び与えられるのであればまた日本で、RIZINを代表して戦いたいと思っています」 ──前回は試合後、日本で長く滞在していましたね。今回はどう過ごすのですか。 「今回も新年を日本で祝いたいと思っています。日本で、家族と過ごして、日本の文化や食事を味わい、まだ知らない日本を探究したいと思っています。ハッピーニューイヤー!」 (C)WAGYUMAFIA  なお試合後、朝倉海は「令和6年能登半島地震」の緊急支援募金に100万円を募金。アーチュレッタは言葉通り、日本に家族とともに滞在し、1月6日には、おにぎりを返礼として振る舞う募金活動「Onigiri for Noto」に参加。朝からおにぎりを握り、募金者に配っている。
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