キックボクシング
インタビュー

【RISE】小林愛理奈「KO以外はダメ」目標は3階級制覇と世界最強ペッディージャーとの対戦

2024/01/07 15:01
 2024年1月14日(日)東京・後楽園ホール『RISE 175』にて、Super Fight! -49.5kg契約3分3R延長1Rでワン・チンロン(台湾/TKBA/PUNCHUP)と対戦する小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)のインタビューが主催者を通じて届いた。  小林はフルコンタクト空手出身で強烈なパンチを武器に持つ。正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。RISEでは奥脇奈々、平岡琴、百花、祥子JSKらを次々と撃破するも、2022年5月に3度目の対決となったRISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪とのタイトルマッチで敗れた。10勝(3KO)3敗1分の3敗はいずれも宮﨑に付けられたもの。  12月には女子初のオープンフィンガーグローブマッチに臨み平岡を返り討ちにすると、2023年2月にはSB日本女子アトム級王者MISAKIからダウンを奪って勝利、8月には花田麻衣に判定勝ちすると、11月にRISE QUEENミニフライ級タイトルマッチでerika(=名前の後ろにハートマーク)をKOで破り、王座を奪取した。現在5連勝中。 期待以上のものを見せる ――チャンピオンになって周囲の反響や反応はありましたか?「どこ行っても『すごいね!』と言われます」 ――いま後ろでチャンピオンベルトを持っている坂田選手も試合の時はかなり喜んでましたね。 「泣いて喜んでました」 ――ちなみに2人でお揃いで着ているパーカーは何のデザインですか? 「これは坂田のロゴです」 ――新しく発売するんですね。 「人気で完売したみたいなので(笑)」 ――これから小林選手はどの様なチャンピオンになっていきたいですか? 「前の試合のインタビューでも言わせてもらいましたけど、挑戦し続けたいのでチャンピオンだから守る立場なのはもちろんですけど、だからと言って勝てる相手や勝って当たり前の試合ばかりをするんじゃなくて、『これ負けるんちゃうか?』って思われるような相手と戦っていきたいです」 ――今のチャンピオンベルトはミニフライ級ですが、今後はどの階級で戦っていきますか? 「何級でやって行くとかは決めていないですけど、もちろんミニフライ級のベルトは守っていくつもりです。相手がいれば46kg~50kgくらいなら誰でも戦えるので、もうちょっと体作りができたら50kgのベルトも狙いたいです。何級とかは特になくて強い相手がいるなら体重を合わせます」 ――そうしましたら2階級、3階級制覇も視野に入れているわけですね。 「それはRISEに来た時からやりたいなと思っていました」 ――ジムのプレイングマネージャーである原口健飛選手は、小林選手に対してこれからどんなことを期待していますか? 「挑戦し続けていってほしいと言ってくれています」 ――今回はワン・チンロン選手との対戦で、国際戦になりましたが戴冠後の第1戦としてどうですか? 「チャンピオンになってからまだ試合をしていないので、気持ちの面とかであまり変わった感じはしていないですけど、勝って当たり前なので圧倒的な差で勝ちたいです」 ――ワン・チンロン選手は他団体でぱんちゃん璃奈選手と試合をしていますが映像はご覧になりましたか? 「見ました。ガッツがあってモデルもしていて可愛いし、人気がありそうな選手ですね」 ――身長差は15cmほどありますよね。どうやってこの差をクリアしていきますか? 「実際に向き合ってみないと分からないですけど、距離を詰められる感じだったので自分の圧でじわじわ詰めて、自分のやりたいようにやったら勝てます」 ――今の小林選手の実力からすると、身長差というのは関係なさそうですね。 「15cmは高すぎますけど、相手の身長が高い方がやりやすいので、やってみないと分からない部分ではあります」 ――空手時代も15cm差の相手と戦った事はありますか? 「小学校の時とかはもっと小さかったので全然あります」 ――大きい選手と戦うのは慣れているんですね。 「小さい選手とか自分と同じくらいの身長の相手の方がやりづらさはあります」 ――今回もKOで決着をつける気満々ですね。 「KO以外はダメだなと思っています」 ――このワン・チンロン戦を皮切りに2024年はどんな1年にしたいですか? 「KOでいいスタートを切って、ワールドシリーズとか大きい大会にも出て、世界の強い選手たちと戦って、世界で1番強くなれるように勝っていきたいです」 ――小林選手のSNSを見たらONEのチャンピオンであるペッディージャー選手と戦いたいという書き込みもありましたが、2024年に実現させたい思いもありますか? 「女子選手で戦いたい選手があまりいないんですけど、世界最強と言われていたアニッサ選手にも勝っていて、世界で1番強いのがペッディージャー選手だと思うので、本当に自分が戦いたい選手です。2024年にとかは考えていないですけど、タイミングが合えば戦いたいです」 ――最後にファンの皆様へ今回のワン・チンロン戦に向けての熱いメッセージをお願いいたします。 「FFTの小林愛理奈です。今回はチャンピオンになってから1発目の試合ですけど、期待以上のものを見せるので試合を楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします」
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