2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.45』にて、2024年3月23日(土)神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN.46』の対戦カードが発表された。
女子スーパーアトム級(-49.0kg)でRENA(シーザージム)vs.元ROAD FC王者シン・ユリ(韓国)が決定。
シュートボクシング世界女子フライ級王者のRENAは、2015年大晦日のRIZINでプロMMAデビュー。怒涛の6連勝をマークも、浅倉カンナに2度敗れ、2019年6月のBellator初参戦でリンジー・ヴァンザントに一本負け。以降、ヴァンザントとの再戦含め4連勝したが2021年大晦日にパク・シウに判定負け。2022年7月にはアナスタシア・スヴェッキスカに判定勝ちでスーパーアトム級(49kg)トーナメント準決勝に進出したが、左眼窩内側壁を骨折し、以降のGPを無念の欠場となった。2023年4月に約10カ月ぶりの復帰戦をストロー級(52.2kg)転向も見据えて51kgでクレア・ロペスと戦ったが、膝十字に敗れている。MMA戦績は13勝6敗。
対するユリは、なんと軍人になるために武術やキックボクシングを始めたという経歴を持ち、格闘技が好きになったため2015年からアマチュア大会に出場。2017年3月、ROAD FCにて原田志保戦でプロデビュー。同年12月には初来日し、GRACHANで沙弥子と対戦して判定負けしている。2018年1月の2度目の来日ではERIKAにパウンドでTKO勝ち。3連勝で2019年12月に日本でもお馴染みのパク・ジョンウンとROAD FCアトム級王座決定戦を行ったがTKO負け。コロナ禍を経て、2021年9月の再戦ではジョンウンを攻略し、リベンジ&王座戴冠を果たした(現在は返上)。
(C)ROAD FC 大晦日RIZINのリングにRENAと共にリングに上がったユリは「私は韓国から来たシン・ユリです。まずRIZINに出られて凄く光栄ですし、RENA選手のことは元々尊敬しておりました。ただ、もうRENA選手の時代は終わりました。私がRENA選手を倒して私の時代にしていきたいと思います」と、ユリはRENAを目の前にして時代は終わったと言い放つ。
(C)ROAD FC RENAも「私はまだまだ歩みを止めません。まだまだ突き進んでいこうと思っていますので、この戦い、絶対負けるわけにはいかないと思っています。激しい戦いになると思います」と受けて立つと宣言した。
この後、SNSでは日韓美女対決だとして大きな話題に。シン・ユリが美人すぎるとして多くのファンが検索し、『ゴング格闘技Web』のシン・ユリの記事が『RIZIN.45』の速報記事に次いでアクセスが多くランキングで2位になったほど。
日本人ファンのInstagramのフォロワーも増え、挨拶後に「よろしくおねがいします!! ありがとうございます。私は日本語が下手でごめんなさい」と日本語で投稿すると、さっそく日本のファンから「応援しています」「RIZINで浮くレベルの美しさ」「楽しみにしています」「可愛すぎる」とコメントが殺到した。
約2年半ぶりの試合を日本で行うシン・ユリ。RENAにとっても正念場の試合となる。