(C)ゴング格闘技
2023年12月31日(日)の『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の「RIZINバンタム級(-61.0kg)タイトルマッチ」(5分3R)に向けた前日計量で、63.8kgと、規定より2.8kgオーバーし、王座剥奪となったフアン・アーチュレッタ(米国)について、朝倉海(ジャパントップチーム)が試合当日の「戻し体重」に条件をつけることで、試合実現の交渉を進めていることを、自身のYouTubeで明かした。
30日の本計量後のルールミーティングで、榊原CEOに呼び出されたという朝倉は、「嫌な予感がしたんですけど、なんとアーチュレッタが2.8kgオーバー。計量リミットの午後2時まで落としたけど、『もう汗が出ない、これ以上は無理だ』ということで『どうしよう』という話になりました。榊原(CEO)さんも『500gとか1kg(オーバー)なら、何とか“減点”でやれないか? って言いたいけど、2.8kgだから』と悩んでいて。俺も聞いたときに、1kgくらいならすぐ『やりますよ』と言うと思うけど、さすがに3kg近くって……」と呆れた表情。
続けて、「さっきエリーとかビリーらコーチ陣にも相談したけど、『おそらくこのままアーチュレッタがリカバリーしていったら当日80kgくらいになるんじゃないか、相当体重差ができるから、勝ち負けよりも怪我のリスクがある。止めてほしい』と言ってるんだよね」と、陣営から試合をすべきではないと助言を受けていることを明かした。
しかし、2023年7月の「RIZINバンタム級王座決定戦」を、自身の怪我で欠場している朝倉は、「俺としては、前回怪我で飛ばしているというのもあるし、今回の大会の中でも俺とアーチュレッタの試合って、みんな楽しみにしてくれているカードだから、“絶対にやりたいな”って気持ちが強いんだよね。だから何とか、ちょっと条件を設けて試合が出来ないかって交渉しようと思っている」と、“条件つき”での試合成立に向けて交渉に入ることを語っている。
その条件とは、「当日の試合開始直前に計量を設けてもらって、そのリミットが64kgか65kgか、そのくらいだったら(大幅に)リカバリーしなくてフェアだから」と、試合当日の「戻し体重リミット」を設けること。