習い事じゃなくて闘いである(青木)
「“習い事”じゃないんで。(格闘技は)習い事じゃなくて“闘い”である。別に上手くなることが目的ではないので。今だったら彼は大晦日に試合をして勝つことが目的だから、上手くなることとか、多く(技術を)知っていることが大事じゃないんですよ。だから、取捨選択はありますよね、必ず」と、青木はMMA勝利の請負人として、いまの皇治に必要な動きを優先して伝えているという。
そんな両者が語る、MMAファイター・三浦孝太とはどんな選手か。
青木は、「ほぼ全部の試合でファーストテイクダウンは取っている。対戦相手はステップを踏んでいないから(的を絞られてテイクダウンされている)、それだけ打撃のプレッシャーが相手にかかるということ」と、スタンドからの組みの展開を分析。
さらに、「ギロチンは左右両方ある。四つは結構、力強いので、たぶんテイクダウン取られる可能性あると思います。グラウンドは(腕)十字かチョーク。下からはブリッジが多い」と、序盤のテイクダウンの強さを評するが、一方で、「一回崩れるとキツい。体力が長く続くようにできていない」と、ウィークポイントを指摘する。
また、皇治は相手の圧力に逃げの組みに入る三浦の姿に「ぶっちゃけた話、気は弱い」とバッサリ。「バッチリ、やることやってるから」と自信をのぞかせると、青木も最後は「何度も見てるから。ちゃんと対策は出来てるんで大丈夫です」と太鼓判を押した。
そして、34歳の“オールドルーキー”となる皇治が見せたいものとは?──皇治と青木によるインタビューの模様は『RIZIN.45』を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて全試合生中継する「ABEMA」の格闘チャンネル公式YouTubeにて配信中だ。