佐竹、武蔵に続いて日本人ヘビー級ファイターとしてK-1でデビューしたタケル
元K-1日本人ヘビー級ファイターのタケル(本名・森史郎)が12月22日(金)死去した。51歳だった。
元K-1イベントプロデューサーの谷川貞治氏の元に、角田信朗・正道会館総本部師範から訃報が伝えられ、谷川氏がSNSで明かした。関係者によればタケルは以前から体調不良で入退院を繰り返しており、22日未明に自宅で急逝したという。死因は急性多臓器不全。
【写真】後にルールで禁止となる首相撲からのヒザ蹴りを得意としていたタケル
タケルは1972年3月23日、奈良県出身。正道会館空手を経て、佐竹雅昭、武蔵に次ぐ日本人ヘビー級“第三の男”として1995年12月にK-1でプロデビュー。ジーン・フレジャーをKOして白星を飾った。その後は2戦目でいきなりジェロム・レ・バンナ、4戦目でスタン・ザ・マンなど強豪との戦いが相次ぎ連敗を喫したが、首相撲からのヒザ蹴りを武器にアンドリュー・トムソン、ラニ・ベルバーチらに勝利。5勝(2KO)13敗の戦績を残した。2008年12月の洪太星戦が最後の試合となっている。
引退後は大阪市内で飲食店を経営していた。