キックボクシング
ニュース

【RISE】KO勝ちでタイトル奪取の小林愛理奈が王者第一戦でぱんちゃん璃奈を苦しめたワン・チンロンと対戦、木村“ケルベロス”颯太はチャッピー吉沼と

2023/12/22 14:12
【RISE】KO勝ちでタイトル奪取の小林愛理奈が王者第一戦でぱんちゃん璃奈を苦しめたワン・チンロンと対戦、木村“ケルベロス”颯太はチャッピー吉沼と

原口健飛(右)のジムに所属する小林。王者としての第一戦を迎える

 2024年1月14日(日)東京・後楽園ホール『RISE 175』の追加対戦カードが発表された。


 すでに発表済みのRISEスーパーフェザー級(-60kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R、王者チャンヒョン・リー(韓国/RAON)vs.挑戦者同級2位・大雅(TRY HARD GYM)に続いて発表されたのは6カード。


 まず、Super Fight! -49.5kg契約3分3R延長1Rで、小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)がワン・チンロン(台湾/TKBA/PUNCHUP)と対戦。

 小林はフルコンタクト空手出身で強烈なパンチを武器に持つ。正道会館第38回全日本空手道選手権大会2019軽量級優勝など主に関西圏の大会で多くのタイトルを獲得してきた。RISEでは奥脇奈々、平岡琴、百花、祥子JSKらを次々と撃破するも、2022年5月に3度目の対決となったRISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪とのタイトルマッチで敗れた。10勝(3KO)3敗1分の3敗はいずれも宮﨑に付けられたもの。12月には女子初のオープンフィンガーグローブマッチに臨み平岡を返り討ちにすると、2023年2月にはSB日本女子アトム級王者MISAKIからダウンを奪って勝利、8月には花田麻衣に判定勝ちすると、11月にRISE QUEENミニフライ級タイトルマッチでerika(=名前の後ろにハートマーク)をKOで破り、王座を奪取した。現在5連勝中。

 チンロンは167cmの長身。2018年10月にKrushに初来日(当時の名称はワン・ジンロン)し、壽美に判定負け。2019年にはONE Championshipにも参戦している。戦績は13勝(1KO)7敗。2022年11月にプロボクシングの試合をして勝利を収め、2023年4月にKNOCK OUTでぱんちゃん璃奈と対戦。判定2-0で敗れるも前へ出続けるガッツファイトと右ストレート&前蹴りでぱんちゃんを苦しめた。


 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで、ライト級9位・木村“ケルベロス”颯太(心将塾)と同級8位チャッピー吉沼(TANG TANG FIGHT CLUB)が対戦。

 木村は「ウルトラマンに憧れ、戦いごっこの延長でキックを始めた」という個性派。2021年11月のDEEP☆KICKでトーナメントを制してDEEP☆KICK-65kg王座に就くと、2022年2月の『RISE FIGHT CLUB』に参戦。山口侑馬にオープンフィンガーグローブマッチで判定勝ちして名を上げた。2023年4月のRIZIN大阪大会では進撃の祐基にTKO勝ち、5月のRIZINでは城戸康裕からダウンを奪って勝利する大金星。2023年11月の『FIGHT CLUB』にはYA-MAN軍団の一員として参戦し、記者会見で朝倉未来に詰め寄られたことが大きな話題に。試合では白川陸斗と時間切れ引き分けとなった。戦績は13勝(4KO)4敗2分。

 吉沼は1年ぶりのRISE復帰となった2022年2月の『RISE 155』より、リングネームを突如チャッピー吉沼に変更。公式計量と会見には顔面白塗り&バンダナと革ジャンのロックスタイルで登場し、語尾に「ベイべ」と付けて周囲を困惑させていた。試合は判定で麻火佑太郎に負けてしまったもののかなりのインパクトを残し、5月には第2代Bigbangライト級王者・稲石竜弥を判定3-0で破り格上越えを達成した。11月には『RISE EVOL.11』のメインで小川悠太に判定勝ち。今回はそれ以来の試合となる。戦績は11勝(3KO)7敗1分。


 スーパーフェザー級(-60kg)3分3Rでは、戸田龍将(TRY HARD GYM)と原口アンドレイ(TEAM TEPPEN)が対戦。戸田は2023年RISENova全日本大会-65kgトーナメント優勝で、2023年8月にプロデビュー戦で東蒼馬を2RでKO。原口は第9回 Stand upアマチュアAクラストーナメント一般部-65㎏優勝で、2022年11月にプロデビュー。現在まで2勝(2KO)2敗の戦績。


 バンタム級(-55kg)3分3Rで対戦する、松山和弘(ReBORN経堂)はCKC2022 -57.5kgトーナメント準優勝で戦績は7勝(4KO)5敗。RISEには2022年12月以来の参戦となり、同門のKrush王者・池田幸司に続きたいところだ。若原聖(TEAM TEPPEN)は空手出身で4勝4敗1分。


 アトム級(-46kg)3分3Rでは菊地美乃里(GONG-GYM坂戸)と岩永唯伽(OISHI GYM)が対戦。菊地はRISEでプロデビューし、シュートボクシングやGLEATなどに出場。2023年4月のRISEでは平岡琴とOFGマッチを行ったが判定で敗れた。前戦はFighting NEXUSでAZUに初回TKO勝ち。

 岩永はフルコンタクト空手で第16回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会中学女子2.3年女子43kg未満優勝、第1回全日本青少年フルコンタクト空手道選手権大会中学2・3年生女子軽量級優勝、第4回W・K・Oジャパンアスリートカップ中2女子の部(45kg未満)優勝など数々の戦績を収め、2023年10月のRISE福岡大会でプロデビュー。多彩な足技で勝利し、関係者から大いに注目を集めた。今回が後楽園ホール初登場となる。


 バンタム級(-55㎏)3分3Rでも、山本“魂武羅”知美(FAITH)vs.RINA(TEAM TEPPEN)の女子マッチが組まれた。山本は2019年KAMINARIMON全日本女子-57kg級準優勝で、2020年9月のプロデビュー戦から5戦負け無しで来ていたが現在は2連敗中で戦績は3勝(1KO)2敗2分。RINAはウエイトリフティングのバックボーンを持ち、2023年2月にプロデビューしたが戦績は1敗1分とまだ勝ち星がない。TEAM TEPPENに意識して心機一転、初勝利を目指す。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア