キックボクシング
レポート

【九州プロキック】RUIがヘビー級王座を防衛、石郷慶人が“九州の武尊”の挑戦を退ける、ジョン・ヒョヌがGang-GをKO、日高奨悟が怒りの28秒KO劇

2023/12/21 20:12
【九州プロキック】RUIがヘビー級王座を防衛、石郷慶人が“九州の武尊”の挑戦を退ける、ジョン・ヒョヌがGang-GをKO、日高奨悟が怒りの28秒KO劇

K-1で活躍したRUIがヘビー級王座の防衛に成功した(C)KPKB

KPKB vol.16、vol17
2023年12月17日(日)福岡西鉄ホール

 2023年12月17日(日)福岡西鉄ホールで『KPKB vol.16、vol17』が同日開催された。



 vol.16メインはKPKBバンタム級インターナショナル王者のジョン・ヒョヌにGang-Gが挑んだ。1Rからジョンの強烈な打撃にダウンを喫しながら、Gang-Gもハイキックや跳び膝で逆転を狙う激闘に。最後は足を効かされたGang-Gが3Rに沈んだ。



 もう一つのメインは試合前から是石恭兵にコメントで煽られていた日高奨悟が怒りの28秒KO劇。「もっと強い相手を用意してほしい」と発言し、来年の重量級戦線に弾みをつけた。



 共にK-1、Krushでも活躍する竜義vs龍之介は両者大応援団に押され一歩も引かない激闘に。最後は判定で龍之介が勝利し、会場の大歓声に応えた。

 KPKBスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝はSOULと玲隆が勝ち上がり、来年2月に行われる次回大会でベルトをかけた決勝戦が行われる。

 vol.17は2階級によるタイトルマッチ。


 KPKBヘビー級タイトルマッチでは王者RUIとBigbangヘビー級王者・木村太地によるチャンピオン同士の負けられない闘い。試合は1Rから木村が仕掛けるもRUIのハイキックにより右まぶたをカットする。顔面を血に染めながらも逆転を狙いぶん回していくが、RUIは膝やハイキックを上手く使い、出血が激しくなったところでレフェリーストップがストップした。


 王座防衛したRUIもプレッシャーから解放され泣き崩れ、KPKB2023年ラストに相応しい試合を作った。



 KPKBフライ級タイトルマッチは”九州の武尊”こと大平龍が石郷慶人に挑戦。武尊さながらに思いきりの良いパンチやカーフを狙っていく大平だが石郷の牙城は崩せない。試合は3R、石郷の強烈なローキックに大平の動きが止まる。それでも最後まで激しく打ち合いに挑む姿に観客も大歓声を贈った。結果は石郷が2-0の判定勝ちで王座防衛。



 KPKBバンタム級王者の宗一郎はノンタイトルながらRISEで活躍する旬ノ介に判定負け。インターナショナル王者ジョン・ヒョヌもいる激戦区”KPKBバンタム級”は来年どう動いていくのか、注目される。

 KPKB次回大会は2024年2月12日、場所はアクロス福岡。同日アマチュア大会も開催予定で、出場申込は公式WEBサイトから案内される。

【試合結果】

「KPKB vol.16」

▼メインイベント2 KPKBスーパーバンタム級(55kg)スーパーファイト 3分3R延長1R
×Gang-G(ゴリラジム)
[3R 0分14秒 KO]
〇ジョン・ヒョヌ(BAEKRYEONCHAI)

▼メインイベント1 KPKB 90kg契約 3分3R
×是石恭兵(TEAM PREPARED)
[1R 0分28秒 KO]
〇日高奨悟(ダイアタイガージム)

▼第7試合 KPKBライト級(62.5kg)3分3R 延長1R
×竜義(VAINQUEUR GYM)
[判定0-3]
〇龍之介(K-1GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST)

▼第6試合 KPKB 66kg契約 3分3R
×佑悟(LionGYM)
[2R 反則負け]
〇財津大樹(TEAM BEYOND)

▼第5試合 第4代KPKBスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
×我如古優貴(BEST GYM)
[判定0-3]
〇玲隆(KICK LAB)

▼第4試合 第4代KPKBスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
×拓真(Lion GYM)
[1R 2分38秒 KO]
〇SOUL(IMPACT)

▼第3試合 KPKBフェザー級57.5kg 3分3R
〇吉田晄成(KING ECXEED)
[判定0-3]
×井上聖矢(SK.ACTIVE)

▼第2試合 KPKBライト級62.5kg 3分3R
〇吉川諒(VAINQUEUR GYM)
[判定3-0]
×宮城武蔵(名護ムエタイスクール)

▼第1試合 KPKBスーパーフェザー級60kg 3分3R
〇雄大(JACK GYM)
[判定3-0]
×中川真一(BLAST)

「KPKB vol.17」

▼メインイベント2 KPKBヘビー級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)
[2R 1分34秒 負傷によりレフェリーストップ] RUIが王座防衛
×木村太地(TEAM RHAPSODY)

▼メインイベント1 KPKBフライ級(51kg)タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇石郷慶人(K-1ジム福岡チームbeginning)
[判定2-0] 石郷が王座防衛
×大平 龍(KICK SPARK)

▼第6試合 KPKBバンタム級(53kg)スーパーファイト 3分3R延長1R
×宗一郎(朝久道場)
[判定0-3]
〇旬ノ介(K?LIFE KICKBOXING GYM)

▼第5試合 KPKBフライ級(51kg)3分3R
〇西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning)
[判定3-0]
×寛人(GREED)

▼第4試合 KPKBバンタム級(53kg)3分3R
×入江亮太(K?1ジム福岡チームbeginning)
[判定0-3]
〇早田吏喜(キックボクシングジム3K)

▼第3試合 KPKBエキシビジョンマッチ
有馬大翔(K-1ジム福岡チームbeginning)
[勝敗なし]
ダルビッシュ黒木(DAR)

▼第2試合 KPKB女子45㎏契約 2分3R
〇大西日和(K-1ジム福岡チームbeginning)
[2R 1分47秒 TKO] セコンドによるタオル投入
×日畑夏美(FKD Fighting Sports Gym)

▼第1試合 KPKBバンタム級(53kg)3分3R
×呼良(K-1ジム福岡チームbeginning)
[判定1-2]
〇玲志(拳心会)

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