カンボジアのビッグマッチに乗り込む(左から)優翔、片島、津崎
2024年2月25日(日)東京・後楽園ホール『PURE BIOKEYZ presents KNOCK OUT 2024 vol.1』の対戦カード発表記者会見が、12月18日(月)都内にて行われた。
会見の後半には、12月21日(木)カンボジアで開催される『SAMURAI KUN KHMER FIGHT』に出場する日本人3選手の会見も行われた。
山口元気代表は「クンクメールはムエタイとほぼ同じルールで、強い、レベルが高い。日本人で強い選手を連れてきて欲しいと話が来たので3選手を派遣することになりました。
最初は12月25日に試合があると言われて、次に1月7日になったと言われて、また12月24日、最後は21日になりました。4回も変更を受けました(苦笑)。クンクメールの選手は侮れない、本当に強い。以前ハチマキと小笠原瑛作を連れて行って、瑛作は1R技術で圧倒したんですが、相手選手はハートが強くて逆転KO負けしました。ハチマキも攻めたがドローに持ち込まれました。
カンボジアはいま経済発展が凄くて、コーチのレベルが高くなって技術も凄くなっているので厳しい戦いになると思う」と説明。
今回、KNOCK OUTから送り込まれるのは津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)、片島聡志(Kick Life)、優翔(team NOVA)の3名。
津崎は「KNOCK OUT代表として選んでいただき光栄です。日本代表、KNOCK OUT代表として全力で戦います」、片島は「KNOCK OUT代表として選んでいただきありがとうございます。最初の予定がクリスマスだったので奥さんからめちゃくちゃ怒られたけれど、日程変更で21日になってくれて嬉しいです。クンクメールは凄いアグレッシブでムエタイというよりは昭和のムエタイみたいでやっていて面白いんじゃないかなと。KNOCK OUTを代表して出るのでKOを狙って日本に帰ってきたい」、優翔は「今年最後、カンボジアで決まったので勝っていい年越しをしたいと思います」と、それぞれ意気込みを語った。
<質疑応答>
津崎「試合が決まるまではカンボジアの格闘技と言われてもピンと来なくて、映像を見たらしっかりしているなと。技術もフィジカルも強くて。日本の選手たちも負けてはいないので、日本人選手とKNOCK OUTの選手の強さを見せてきたい」
片島「サムライって入っているので、侍魂を…サムライが何かは知らないですけれど(笑)。日本人の魂を見せてこようと思います」
優翔「相手の映像を見たけれどONEとかで戦っていた選手なので、自分もONEに行けるんだぞってところを見せたいと思います」
山口「この後の展開があって、2月か4月かはこの試合次第なんですが、優翔選手が言っていたスーパーフェザー級トーナメントの流れがあって、片島選手はバンタム級かスーパーフライ級で2人とも絡んできます。津崎選手はスーパーウェルター級のタイトルに挑戦したいと、各々希望している3選手ということで選びました」
片島「っていう話を今初めて聞きました(笑)。嬉しいですね。前回の試合で負けちゃったので発言権がないと思うので、だからこそカンボジアでしっかり結果と内容を見せてそこに食い込めるようにやっていきたい。前回は華やかな舞台に上がらせてもらったからベストファイト賞が取れたし、僕はガツガツ行くタイプじゃないんですがKNOCK OUTの舞台で変われたと思うので、その進化の過程でカンボジアを楽しんでいきたい」
優翔「負けてる暇はないのかなと思います。勝ってどんどん上がってスーパーフェザー級を自分の色に染めていきたいです」
津崎「今回勝って発言しようと思っていたんですが、狙っているのはクンタップ選手一択なので、勝って挑戦したい。しっかり勝ってきたい。負けている暇はない」
――アウェイということでホームタウンデシジョンがあるかもしれないが?
津崎「アウェイではあるけれど、アウェイとかホームとかは関係なしに圧倒して勝てば勝ち。出来れば倒して勝ちたいです。判定だと危ないので圧倒して勝ちたい」
片島「教わっているトレーナーからも、カンボジアでタイ人とカンボジア人がやってダウンを取ってもドローになると聞いているので、倒せばいいのかなと。倒せないキャラの僕が言うのはアレですが、KNOCK OUTを背負って行くのでKOで勝ちたいです」
優翔「アウェイとかは気にならないのでKOで倒せばいいかなと思っています」
山口「今回の3選手の相手を見てもアグレッシブ。タイ人で上手く後半を流す選手よりも倒しに行くのでKNOCK OUTに招聘しようかなと思ってる部分もあるので、今後も交流は続いていきます。一発目のこの21日の大会次第ですね。いい試合をすればやりましょうとなるし、負けても僕は呼びたい。一発では考えてないので継続的にやりたいと思っています」
――クンクメールの選手はハートが強いとのこと。その心を折る策は?
津崎「相手の映像を見たんですがガンガン前へ来てヒジを振ってくる選手でした。それに対しての対応は来る時にカウンターだったり、そういう対応は考えています。腹とか足も弱そうなのでそこはしっかり考えていますね」
片島「セコンドに心直って悪口の天才がいるので、セコンドから悪口を言って心を折ってもらおうかなと思います(笑)」
優翔「日本でパンチを練習しているので(優翔はタイのジムで練習を積んでいた)、それで倒せたらと思っています」
――ファンへメッセージを。
津崎「日本の代表、KNOCK OUT代表としてみんなで勝ってきたいと思います」
片島「今回の試合で査定されるし、カンボジアから見た日本も査定されるので倒し切りたい。そこも踏まえてしっかり勝ってきたいと思います」
優翔「今年最後の試合をKOで勝ってきます」