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【RIZIN】新井丈「俺は持ってるもの全ベット出来る」×ヒロヤ「僕が勝ちに行けば勝ちに行くほど、会場が揺れる」、朝倉未来は「メッチャおいしい」とヒロヤの勝機を語る=大晦日『RIZIN.45』

2023/12/17 22:12
 2023年12月17日(日)『アベマでRIZIN 5 minutes』が生配信され、大晦日『RIZIN.45』の追加3カードが発表された。 ▼57kg契約 5分3R新井 丈(和術慧舟會HEARTS)修斗ストロー級(52.2kg)&フライ級(56.7kg)王者・16勝10敗2分ヒロヤ(ジャパントップチーム)8勝12敗1分  新井は、修斗史上初となる二階級同時制覇王者。  強打を武器に、2016年3月にプロデビューも、弱点だった寝技に持ち込まれて2016年9月からMMA9連敗。しかし、和術慧舟會HEARTSに移籍し、組み技も強化し、怒涛の11連勝で修斗ストロー級(52.2kg)&フライ級(56.7kg)王者に輝いた。 “ネバー・ギブアップ”を信条に、W王者となった2023年11月19日の前戦では、高谷裕之の愛弟子・山内渉と倒し倒されの大激闘の末、3R 2分55秒 KO勝ち。年間ベストバウトの呼び声高い名勝負を繰り広げたばかり。  1階級上のフライ級のベルトも獲得し、わずか1カ月と12日間のインターバルで大晦日RIZINに初参戦する。  配信会見で新井は、「修斗からきた新井丈です。自分としては2023年、目標にしていた二階級も達成して満足いく年だったんですけど、この話をもらって、日本で一番格闘技が盛り上がる日、大晦日RIZINでさいたまスーパーアリーナの花道を自分が歩いている姿を想像して、そうしているあいだに即答で『やる』って答えてました。本当に大会に火をつけてさらに日本の熱を、格闘技を盛り上げるのが自分の役目だと思っているので、そのつもりでカラダ張っていきます! 押忍」とコメント。  対するヒロヤは、DEEPを主戦場に、2021年10月からは4勝1敗と好戦績を挙げるも、2023年5月のDEEPで安谷屋智弘に判定負け。7月のRIZINで伊藤裕樹に、10月に中村優作にいずれもフライ級より1kg重い58kg契約で判定負けで3連敗中。しかし、伊藤と中村にはスプリット判定で惜敗しており、2023年に大きく飛躍している。  大晦日大会は初出場となるヒロヤは会見で、「ジャパントップチームのヒロヤです。自分は『超RIZIN.2』で負けて、『LANDMARK 6』でも負けてしまって、本当に連敗中で、普通ならありえないこのカードを組んでもらって、本当に運命的なものを感じています。大晦日、本当に格闘技の僕の夢のまた夢だった格闘技始めた頃なんか想像もしていなかったこの舞台に自分が立てるっていう、そういうチャンスをいただけたこと、そこで勝てることが、自分の運命的に感じているものが本当にある。  僕が勝ちに行くことによって、これまでファンに悔しい思い、悲しい思いをたくさんさせてきましたが、大晦日なら爆発できる、そういう男だと自分は本当に信じて、この一戦に本当に全ての思いをかけて頑張りたいと思います」と意気込みを語った。 [nextpage] 朝倉未来、ヒロヤの新井丈戦について「全然(勝利は)あるんじゃないか」  ヒロヤと新井丈のマッチアップについて、ヒロヤの師匠である朝倉未来は、「メッチャおいしいじゃんって思いました。11連勝してて修斗のチャンピオン。今までの負けも“BreakingDown出身”だとか、あんまり良い戦績でRIZINに上がって来なかった、ある種僕のコネみたいな感じで出たこと全て含めて覆せる、良い機会だと思いましたね。 (ヒロヤは)すごい成長ぶりだなと思っていて、RIZINの組まれた試合全て相手が勝って当たり前のような試合だったと思うのだけど、本当にギリギリ、スプリットみたいな判定だったと思うし、試合毎に強くなってるので、今回の相手も強いですけど、全然(勝利は)あるんじゃないかと思ってます。 (新井は)ボクシングが強くて、たぶん拳が硬いんじゃないかな。ハードパンチャーでテイクダウンディフェンスもあるし、根性があって気持ちの強い選手。一方で打たれて倒れる場面とかも結構あるし、“絶対勝てない相手”ではないと思いましたね。(勝機は)全然あると思います」と、勝算を語っている。  その言葉を受けてヒロヤは、「そうですね、勝機とか何よりも、俺は本当に勝ちたい、今その気持ちが全てだと思っています。試合を盛り上げたい、大晦日こんな舞台に立たせてもらえるのは盛り上げないとダメだと思いますけど、ファンが一番求めているのは僕の勝利だと思うので、僕が勝ちに行けば勝ちに行くほど、会場が揺れるのかなと思うので、本当にそういう自分の試合をしたいと思います」と、いつも通りの勝利に徹した試合をすると宣言。  新井は、「まあ、ヒロヤ選手は連敗してるし、朝倉未来選手の重圧だとか、見られてる数が昔から多くて、抱えてるプレッシャーが自分よりも何倍もあると思う。立場的にも、さっき本人が言ったように、どんなドロドロでも“会場盛り上げよう”とかじゃなくて、どんなにブサイクでも勝ちを獲りに来ると思っていて、そこが唯一の注意点だと思っています」と、組み伏せることを徹底するヒロヤの泥臭さを警戒した。   また、配信後には「驚いたかな? 俺が2023年積み上げた実績を全部持っていかれるか 何倍にもなって帰ってくるか 俺は持ってるもの全ベット出来るタイプだLet's go!!!!」と意気込みを記している。  本来ストロー級(52.2kg)の新井は、修斗フライ級でも56.7kg。57kg契約で身体の大きなグラップラーのヒロヤを相手に、ストライカーの新井は、RIZINでも“ネバーギブアップ”を体現するか。ヒロヤにとっては、朝倉未来が元修斗王者を撃破して連勝街道に乗ったように、修斗二階級王者の新井を食って、さらなる飛躍を遂げるか。
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