安保(右)にチョークで絞めてあげるよとのゼスチャーをする久保
2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』の対戦カード発表記者会見が、10日(日)都内にて行われた。
RIZIN MMA特別ルール70.0kg契約で、久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)と安保瑠輝也(MFL team CLUB es)の対戦が決定。
SNSで舌戦を繰り広げていた両者が、MMAルールで対戦することになった。その理由について安保が「俺、今回ごろごろして面白くないって言ったMMAルールに挑戦させてもらうんですけれど、挑戦しようと思った理由は…」と話し出したところで、榊原信行RIZIN CEOが口をはさんだ。
「11月25日に(平本)蓮と3人で酒を飲む機会があって、その時に蓮がハメてやろうって、安保をMMAでその気にさせようって言って、安保選手はその場でまんまとその話に乗ってですね(笑)。その場ではお酒の席でMMAやるって勢いで言ったんですけれど、当然周りからは多くの反対もあり、実は今日こういう形で発表しますけれど昨日の夜まで本人悩みました。そうだと思います。一度もごろごろしたことがないわけですから。それでもはみ出す勇気と言うか。それも僕はリスペクトしているし、安保瑠輝也とのこの試合に久保もギリギリまで待ってくれたことに感謝もしますし、皆さんに何か届くものがあると思うので拍手を送って欲しいと思います」と、MMAルールになった経緯を説明。
久保が「安保選手、男ですね。本当にMMAルールなのかMIXルールなのか、キックルールなのかってギリギリまであったんですけれど、まさか安保選手の口からMMAルールって出ると思わなかったので」と意外だったと言うと、安保は「俺がMMAルールを選んだ理由は、そもそもTwitterでいちいちネチネチネチネチうるさいから。キックルールで勝ったら、お前どうせ言うんやろ? 安保先生が得意なキックルールで勝ったとか。お前を黙らせるためにMMAやるから。リアネイキドチョーク極めてやるから覚悟しておけよ」と言い放つ。
これに笑いながら久保は「ごろごろって言うけれど、僕も正直立ち技で通用すると思っていたんですよ。でもデビュー戦で太田忍選手にごろごろでボコボコにされたんですよ。だからそのデビュー戦でやられた想いを、大晦日に安保選手に思い知らせてやろうと思う」と、自分がMMAデビュー戦で味わったのと同じ想いをさせてやると宣言。
すると安保は「俺とお前の器を一緒にすんな。お前とは器が違うんじゃ」と豪語。久保は「こういう風に言ってますけれど、皆さん、大晦日楽しみにしていてくださいね」と不敵な笑みを浮かべた。
なお、安保はリアネイキドチョークのかけ方を知っているのかと問われると「これから覚えます」と答えている。