1年ぶりの再戦は前回と同じ大阪となった王者・黒田vs.挑戦者・石井(C)K-1
2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』の前日計量&記者会見が、8日(金)大阪府内にて13:00より行われた。
第10試合のK-1 WORLD GPバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)は52.95kg、挑戦者・石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)はリミットちょうどの53.0kgでそれぞれ計量をパス。
黒田は「約半年ぶりの試合なんですけど、明日のためだけに生きてきたので、来年1月くらいに自分のジムをオープンするので、勝ってこのベルトを持って帰りたいです」、石井は「昨年のトーナメントから1年経って、この大阪で負けたので、相手のホームの大阪で借りを返したい」と意気込み。
両者は2022年12月に同じエディオンアリーナ大阪で行われた「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」の決勝戦で対戦し、延長戦の末に判定2-1で黒田が初代王座に就いている。
1年ぶりの再戦について黒田は「今までトーナメントとかでいろいろと戦ってきたんですけど、日本トーナメントも世界トーナメントでも日本人とやって優勝してきたので、今回、石井選手とやって日本人は最後にしたいですね。来年からは、海外の強い選手と戦っていきたい」と、日本人対決は“卒業”マッチにしたいとする。
続けて「ただ、計量で石井選手と顔を合わせた時、すごくいい目をしていたので、心から楽しいなと思っています」と石井の目を見て気合いが入ったとし、「やってみないと分からないですが、チャンピオンに相応しい試合をしたいです」と話した。
石井は10月にラジャダムナンスタジアムで行われた『RWS』にて、現役ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者と対戦してダウンを奪われての判定負け。
この結果に石井は「僕の中ではラジャのチャンピオンを倒して、K-1のチャンピオンを倒すと決めていました。絶対に勝って最高の試合するぞと思っていたので、一時期負けて落ち込んで、どうしようかなと思うくらいでした」とひどく落ち込んだという。
しかし「こんな経験は初めてだったんですが、周りのチームのみなさんが支えてくれて、全力でサポートしてくれたので、またリスタートしようと決めました。ルールの違いはもう慣れているので、本当に悔しい思いはもう十分かなと。必ず獲りに行くという気持ちで、ここに来させていただきました」と、気持ちの切り替えは出来ているとする。
そして「勝ってからの展望はいろいろと考えていますが、まず黒田選手には絶対に勝ちたいので、今回結果を出して、タイ人にリベンジしたいです。他団体にもリベンジしなければいけない選手もいるので、まずは黒田選手に勝ちたいです。K-1のチャンピオンとして他団体でも試合をしたい」と、K-1王者になったらK-1を背負って他団体の選手とも戦いたいとの希望を述べた。