前回の会見で波紋を呼んだ失言を謝罪したチャトリ代表
2023年11月30日(木)、ONE Championshipが都内で会見を行い、2024年1月28日(日)東京・有明アリーナにて『ONE165:Rodtang vs.Takeru』を開催することを発表。フライ級(-61.2kg)キックボクシングルール3分5Rで武尊vs.ロッタン・ジットムアンノン、ライト級(-77.1kg)MMAルール5分3Rで青木真也vs.セージ・ノースカットの2カードが決定し、4選手が登壇した。試合はリングで行われる。
会見に同席したチャトリ・シットヨートンCEOは、前回5月9日の会見で「魔裟斗選手も天心選手も日本の中で戦っていた日本の王者です。例えて言うならば日本のプロ野球でしかプレイしていない野球選手と同じです」や「絶対にロッタンが天心に勝った。でもジャッジに負けにされた。本当に驚いた。世界中みんな知っている。日本のジャッジが日本の選手をいつもフェイバー(ひいきするなどの意味)。ONEにはこういうことは絶対にない」と発言したことに対しての謝罪を行った。
「RISEの伊藤(隆)代表、魔裟斗さん、(那須川)天心さんにひと言お詫びを申し上げたいと思います。前回来日しての会見の時に、少し日本人に偏ったジャッジをしているのではないかということを強い言葉で言ってしまいました。それに関してのお詫びです。
魔裟斗さんは現役時代もちろんスーパーヒーロー、今もその名は衰えることがありません。那須川天心選手も日本のヒーローであることに変わりはありません。彼らの名を汚すつもりは全くなく、武尊選手が世界を目指すということで自分も興奮した中で出てしまった言葉でした。なのでここで今一度、しっかり襟を正してお詫びを申し上げたいと思います」と、興奮して口走ってしまったと謝罪。
また、「私は母が日本人であり、今も自宅にいる時は母と日本語だけで会話をしています。そして日本にいる親戚筋を辿っていくと武士の家計でもあります。私は日本の血が通っている、そして普段から日本語を使っています。今日はあえて英語だけで記者会見を行っておりますが、そのような血を持つ私が、日本人がグローバルスターになるチャンスをここで得られる、その手助けが出来ることを大変嬉しく思っています。
ONE Championshipはニールセンの調べによりますと世界最大の格闘技団体のひとつに名を連ねております。そしてその団体を率いる私が、日本を再び格闘技の聖地のようにしたいと思い、そしてそれを実現させるために、母との約束を守るためにもここからも尽力していきます」と、日本格闘技界のためにこれから尽力していくと語った。