2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH.2』のスーパーファイト女子フライ級3分3R延長1Rで、SAHO(闘神塾)と対戦する中国のリー・リーシャン(深セン盛力人和ファイトクラブ/CFP)が、試合直前の意気込みを語った。
リーシャンは、“ガトリングガン”のニックネームを持ち、中国の武林風で活躍する強豪選手。基本は前蹴りを使いつつ、接近して左右のフックで攻撃するのがファイトスタイル。右のパンチも強いが返しの左フックが強烈で、まもとにもらえばKOに至る破壊力を持っている。2023年9月にはリー・タンヤンから左フックでKO勝ちを収めた。
対するSAHOは、超攻撃的なファイトスタイルでデビュー当初から注目を集め、キック・ムエタイルールでは4本のベルトを巻く。2021年12月にK-1初参戦し真優とのスーパーファイトで勝利。2022年6月、K-1女子大会でジェシンタ・オースティンと対戦し激しい打ち合いを展開するもダウンを奪われて敗北。2023年4月、Krush女子大会で韓国のイ・ドギョンから勝利を収め、7月は鈴木万李弥から判定勝利している。
この試合に勝利して、私の新しい時代の幕開けにしたい
――リーシャン選手は初のK-1参戦となりますが、中国ではパンチ連打のスタイルから“ガトリングガン”のニックネームで呼ばれているようですね。
「自分は攻撃型のファイターで、特にパンチが得意です。攻撃する中でチャンスがあれば素早くKOを狙うのが私のスタイルです。ここ最近の試合は、全てKO(TKO)勝ちで相手を仕留めています」
――対戦相手となる、SAHO選手の印象を教えてください。
「対戦相手の試合動画を見ましたが、彼女はパンチとキックがとても強く、またリングで試合をコントロールする能力に長けているように感じました。でも、私は彼女を少しも恐れていません」
――かなり自信がありそうですね。
「今回の試合では、得意のパンチで相手をKOします! もしも彼女をKOすることができたら、タイトルマッチにチャレンジしてみたいです。そうすれば、もっとたくさんの中国選手がK-1に目を向けるでしょうし、K-1に参戦する選手も増えると思います」
――中国ではK-1ブームに起こっていると聞きました。
「はい。9月にリュウ・ツァーがK-1無差別級王者になったことは、たくさんの中国人選手に感動を与え、彼らのK-1への情熱にも火をつけてくれました。今度は私の番です。私はこの一戦に非常に期待しています。すでに充分なトレーニングを積んいるので、この試合に勝利して、私の新しい時代の幕開けにしたいです」
――リーシャン選手のK-1に対する印象は?
「格闘技を習い始めた頃からK-1の事は知っていました。私は魔娑斗さんが好きです! 彼のパンチの鋭さ、そこに惹かれます。そして、プロファイターとして言うならば、K-1は非常に素晴らしい格闘技のイベントだと思っています」
――魔裟斗さんに憧れているんですね。今後の目標があれば、教えてください。
「K-1 のリングで、もっとたくさんのトップファイターと試合がしたいです。最終的な目標は、もちろんチャンピオンベルトを獲得することです。私は格闘技を愛し、戦い続けることを生きがいにしています。今回が私のK-1初出場となりますが、この一戦に勝利して自分の強さを証明したいです!」
協力:CFP岩熊宏幸