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4月7日(日)に大阪・テクスピア大阪で行われるDEEP☆KICK39の決定カード第一弾が発表された。
メインイベントは、昨年9月大会DEEP☆KICK37 メインイベント終了後のリング上で決定した、王者・谷岡祐樹(パラエストラ加古川)と挑戦者・中村寛(BKジム)によるDEEP☆KICK-60kgタイトルマッチ。
谷岡は佐藤亮(健心塾)との王座決定戦で激闘を制してベルトを獲得した。9月大会のメインでは、日韓対抗戦の大将として、韓国のメジャー大会『Angel’s Fighting』 のフェザー級 32人トーナメントで準優勝したキム・ジュヨンをKOで下した。タイトル獲得前は気持ちを前に押し出す激闘派のイメージだった谷岡が、さらにレベルを上げて王者の風格を見せつけた。
対する中村は連続KO中で波に乗っている関西期待のホープ。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれるストレートは破壊力抜群だ。谷岡が王者の意地で若手のホープを退けるか、それとも波に乗る爆弾男の中村がベルトを奪うのか、見逃せない一戦となる。
他には前回1月大会で新設の-57.5kgトーナメントに出場して宮崎就斗に惜敗した韓国のイ・スンヒョンが、階級を本来の-55kgに戻して再来日する。
迎え撃つはDEEP☆KICK同級5位でNJKFフェザー級8位の梅井泰成(NJKF京都野口ジム)だ。梅井は9月大会で鷹介から屈辱のKO敗けを喫したが、10月のBOM 19(新宿FACE)では鈴木貫太(ONE'S GOAL)にKO勝利、そして12月のNJKF大阪(阿倍野区民センター)では虎之助(誠輪ジム)に完勝して復活を果たしている。お互いサウスポーの技巧派対決となりそうだ。
内藤三兄弟の三男、内藤啓人(ARES)がDEEP☆KICKに初参戦する。長男は前回の1月大会でDEEP☆KICK-55kg新王者となった内藤凌太、次男は元SB日本スーパーバンタム級王者で、RISE DoA-57kgトーナメント覇者の内藤大樹。2人のチャンピオンと同じ血を引く啓人の戦いに注目だ。
迎え撃つは、こちらも兄弟でDEEP☆KICKに参戦している野田兄弟の弟、野田蒼(あおい/月心会チーム侍)だ。兄のTETSUは先日のK-1大阪大会のプレリミナリーファイトで判定勝利をおさめている。1月大会がプロデビュー戦だった蒼は、翔太YAMATO (大和ジム)に判定勝利しており今回連勝を狙う。
関西の各プロモーションが盛り上げようとしている女子キック ミネルヴァの公式戦も1試合組まれた。ミネルヴァ ライトフライ級7位のエミNFC(ナゴヤファイトクラブ)が、同級10位のAyaka(健心塾)を迎え撃つ。激戦のこの階級で勝利するのはどっちだ。