【RIZIN】“朝倉未来ショック”後の大晦日で「YA-MAN vs.平本蓮」「YA-MAN vs.安保瑠輝也」の可能性を榊原CEO語るも、平本蓮は鈴木千裕に「やろうぜ」

　2023年12月31日（日）『RIZIN.45』（さいたまスーパーアリーナ）の対戦カード発表記者会見が11月24日、都内にて行われ、会見後の囲み取材で榊原信行CEOが、朝倉未来の『FIGHT CLUB』でのKO負けを受けて、YA-MAN vs.平本蓮、YA-MAN vs.安保瑠輝也の可能性を語った。一方、平本蓮はSNSで鈴木千裕に対戦を呼び掛けるなど、フェザー級の大晦日カードが混とんとしてきた。 『FIGHT CLUB』で朝倉をKO後、平本蓮の名前を出したYA-MAN。この日の囲み取材で榊原CEOは、YA-MAN vs.平本戦の可能性を聞かれ、「2人がやることもあり得るんじゃないですかね。19日のYA-MAN選手と朝倉未来選手の試合結果を受けて反響が大きいので、その流れで大晦日にファンが何を見たいか──たとえば平本のカードも方向性が変わるだろうし、ここでYA-MANと平本の試合を間髪入れずに組む可能性は、ゼロではないです」と、否定はしなかった。 　一方、この日の会見で、木村"フィリップ"ミノル（Battle Box）の再度のドーピング検査の結果が陽性であったことで、木村と対戦予定だった安保瑠輝也（MFL team CLUB es）との試合は中止に。安保の試合が浮いたことで、YA-MAN vs.安保の階級を越えた試合についても問われた榊原CEOは、「そこは僕らも考えています」と返答。 「（YA-MAN vs.安保の）オープンフィンガーグローブ（のキック）？ うーん……可能性としては浮上してくる。無いことはないです。（『FIGHT CLUB』の）結果が結果だけに、その余韻がある。そこを無視して、決まっていたものを組むのではなく、旬のものをカード編成を変えてでも、『FIGHT CLUB』で起きたことを点から線にしていくべきなんだろうなと思っています」とした。 　その言葉を受けてか、安保はSNSでさっそくYA-MAN戦をアピール。 「おいYA-MAN、朝倉未来に勝って、『これからは俺の時代です』とか言ってたけど、全然お前の時代になってへんな。そもそも謎の団体作って、変な煽りしてなかったら未来さんはあんなことにはなってなかった（そして俺も叩かれてなかった）。誰も得せん試合をお前が作り上げた。お前なかなかおもろい試合するけど、パンチ振り回すことしか知らんから俺がキックボクシングってもの教えたるわ。路上の伝説を倒したRISEのチャンピオンが逃げるわけないよな？ RIZIN大晦日 OFGキックルール安保瑠輝也vsYA-MAN ここ試合決定で」と、YA-MANを煽っている。 　この日発表された大晦日のポスターには、出場予定選手として、鈴木千裕、平本蓮、YA-MAN、元谷友貴、安保瑠輝也の笑顔と名前が掲載されている。 　囲み取材で、榊原CEOはあらためて、「鈴木千裕の怪我の状況を把握して、今年のRIZINの中で一番スポットライトを浴びた選手なので、年末には出てきてほしい」と、鈴木の大晦日参戦を示唆。同時に金原正徳とのタイトルマッチは「無い」としている。 　しかし、そのポスターを見た鈴木千裕は、SNSに「え？ 俺大晦日あるのか？」と投稿。まだ出場が確定していないことを吐露。 　そこに返信したのは渦中の平本蓮だ。 「俺もでかい試合流れたし、やろうぜ」と、鈴木の大晦日の相手に名乗りを挙げた。 　榊原CEOは、「平本選手とはこれまで全然違う方向性のカードを話していて、19日の試合結果を受けて“さあどうしようか”というところ。来週にかけて話をしたい」と語っているが、鈴木千裕、平本蓮、YA-MAN、階級上の安保瑠輝也は、朝倉未来が抜けた大晦日のシャッフルカードにどうからむか。 　榊原CEOは、12月の第1週までに大晦日の全カード（13～15試合）を揃えたい、とした。