小林愛理奈インタビュー『向こうが一番得意なところで上回っていくことも大事』
「ジャブを結構練習してます。パンチの打ち方は今回意識してミットしてます」
――今回階級がいつものアトム級より一つ上ということで調整しやすいとかはありますか?
「減量がないのでそこはいいんですけど、食べるのが今は難しく感じてます」
――小林選手といえば前に「白米が大好き」って言ってたのがすごく印象に残ってるんですが、最近白米はかなり控えめにとってるんですか?
「もう追い込みで入らなくて無理矢理詰め込んでる感じで(笑)」
――以前と調整方法というかご飯の摂り方も少しずつ変わってきたんですね。
「そうですね」
――今回ミニフライ級でチャンピオンのerika選手に挑戦する立場ですが、チャンピオンの今の印象はどうですか?
「怪我で結構休まれてたので怪我前の試合しか知らないですけど、忍耐力と気持ちがすごい強い選手やなっていう印象です」
「沖縄行きたいなって思った時はあったんですけどなかなか行けなくて、練習はしたことないですね」
――今回話が来た時はどうでしたか?
「思ってたより早かったのでビックリしたのとラッキーみたいなのはありました」
――タイトルマッチでタイトル懸かってる部分がやっぱりいつもとモチベーションは違いますか?
「アトム級で一回負けてるので、モチベーションっていうか気持ち的に全然違います」
――通常の試合が3Rでタイトルマッチは5Rの部分で調整の違いはありますか?
「全然体力面も変わってくると思うのでいつも以上にやって、しかも対戦相手がerika選手なのでいつも以上にやらないとちょっと厳しい戦いになるなと思うので、そこはいつもと違います」
――階級を一つ上げたことで試合ではどんなプラス面とマイナス面があると思いますか?
「プラスやなって思うのは階級上げたことによって相手のスピードは多分落ちるので、相手のスピードが落ちたほうがやりやすいしパワー対決になると思うので自分的にはそこがやりやすくて、マイナス面で言うとナチュラルで49kgないので、当日の体重差で試合中のしんどさが倍ぐらいになるところです」
――どちらかというと増量をして試合に臨む形になりますか?
「そうですね、今もずっと増量をしています」
「追い込みのせいでなんか通らなくなっちゃって(笑)」
――それだけ充実した追い込みが出来ている裏返しでもありますね。具体的にどんな追い込みをしてますか?
「基本的にはミットで坂田(実優)が追い込んでくれてそこで対策して、マスで男子とかも混ざって自分は固定って感じで回って、最後(原口)健飛くんに『出し切れ』って言われてしんどいマスをしています」
――毎日死ぬ思いをしながら身体を仕上げてるんですね。
「ミット直後とかトイレに吐きに行きます(笑)」
――毎回嘔吐してるんですか?
「毎日ではないですけど毎日吐きそうで結構吐く時もあります」
――いつも追い込みの時ってそんな感じですか?
「いや、吐いたのは初めてです」
「負けて「もっとやっとけば良かった」ってなるよりは、勝って『やって良かった』ってなる方がいいので、やらないとなって感じです」
――自分がRISEのチャンピオンベルトを腰に巻いてるイメージはどうですか?
「前のタイトルマッチとかもイメージはしてたので、イメージはずっとあります」
――試合まで3週間を切りましたが、これから最後の追い込みはどうやっていきたいと思いますか?
「息上げるのは変わらずもっとハードにやっていきますけど、もう仕上げにかからないと駄目なので全体的にまとめていく感じで仕上げていきます」
――今回完全に調整でやり切ったという感じでリングインできそうですか?
「そうですね、めちゃくちゃ楽しみです」
――チャンピオンのerika選手の対策もバッチリですか?
「対策もあるんですけど向こうが一番得意なところで上回っていくことも大事かなと思うので、それが一番の対策かなって思います」
――最後に小林選手のファンそしてRISEファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「今回2回目のタイトルマッチになりますけど必ずベルトを巻くんで楽しみにしててください。応援よろしくお願いします」