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インタビュー

【DEEP】元谷友貴「ATTでやったことを無理に出そうとは思っていない。大事なことは“自分の動き“をすること」×CORO「どの局面でも勝負できる」=11月11日(土)後楽園

2023/11/11 12:11
 2023年11月11日(土)『skyticket Presents DEEP 116 IMPACT』後楽園ホール大会の前日計量が10日、都内にて13時から行われ、全選手が計量をパスした。  メインイベントの第10試合では、バンタム級で、2年9カ月ぶりのDEEP参戦となる元谷友貴が米国アメリカン・トップチーム所属として、帰国試合。元DEEPバンタム級暫定王者のCORO(K-Clann)と対戦する。  元谷は、リミットの61.2kgから王座戦以外に許容される+1ポンド規定内の61.6kgでパス。若干、擦れた声で「DEEPのメインの試合をしたいと思います。頑張ります」と挨拶。 対するCOROは、「久々に怪我なくしっかり準備できたので最高のパフォーマンスが出来ると思います。明日は勝ちます」と勝利宣言した。  DEEPでフライ級とバンタム級の二階級で王者となっている元谷は、2021年9月のバンタム級JAPANグランプリで岡田遼に判定勝ち後、2回戦で瀧澤謙太にTKO負け。しかし、その後、金太郎、アラン“ヒロ”ヤマニハ、太田忍、倉本一真、ホジェリオ・ボントリンを相手に5連勝。  2023年5月の前戦で朝倉海に3R KO負けし、フロリダのアメリカントップチーム入り。堀口恭司、牛久絢太郎、金太郎らとともにATTで練習を積んで来た。  計量で元谷は、最後に大幅に減量するため、声が擦れていたが、水分を入れたことで「大丈夫です、押忍」と張りを戻した様子。  今回のセコンドについて、渡米前と同じく春日井“寒天”たけしについてもらうとし、ATTでの成果についても、「すごくいろいろいい練習は出来たと思うんですけど、言っても数カ月なんで、そのやってきたことが、自分の身になってすぐに試合に出るか、と言ったら、まだ分からない」と、米国帰りの気負いはないことを語った。 「でも練習自体はすごく良かったです。試合に出るかどうかは分かりませんが、別に無理にやったことことを出そうとも思っていません。大事なことは“自分の動き“”をすること。その中で出て来るものがあればいい」と、自身の強みである動きを軸に、そこにATTでの練習の動きが自然に出ればいいとした。  対するCOROは、2021年9月からDEEPで4連勝。2022年5月にDJ.taikiに判定勝ちで暫定王座獲得に成功するも、2022年11月に石司晃一に判定負けで王座陥落(※その後、正規王者ビクター・ヘンリーがベルト返上で、石司が正規王者に)した。2023年5月には、4連勝中だった力也と対戦。1Rに三角絞めを極めて再起を飾っている。  3月9日には現RIZINスーパーアトム級&現DEEP JEWELSストロー級王者の伊澤星花と入籍。2人でRoys GYMを開設したばかり。計量には、その伊澤が付き添い、COROのコンディションをサポートした。 「全部やれる準備はしてきました。どの局面でも勝負できます」充実の表情のCORO。  元谷について「印象はやはり寝技──ですよね。練習したことはあるので、だいたいやることはお互いに分かっていると思います」と、かつて練習をともにした経験があることを明かし、「その上で上回る試合にします」と、この11試合で8勝3敗と大きく勝ち越している自信を見せた。  元谷はCOROとの練習を「ああ、ある……と思います。あんまり覚えていないです(苦笑)」と言いながらも「最近乗ってきてるな、と感じます。前回も三角を極めていますし、フィニッシュ率も高く、凄く良くなってきているイメージがあります」と警戒。  2年9カ月ぶりのDEEPでの試合に、「そうですね──自分の動きを出して、メインらしく動きのある試合をしたいです。アグレッシブに」と、自身の試合にするとした。
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