（C）Daiki Watanabe/GONG KAKUTOGI
2023年12月9日（土）大阪・豊中市176BOXで開催される『GLADIATOR 024』に、上久保周哉（Tri.H/頂柔術）の出場が決定。韓国のシン・ジェヨンと対戦することが発表された。
▼GLADIATORバンタム級 5分3R
上久保周哉（Tri.H/頂柔術）
シン・ジェヨン（TEAM CROWS/韓国）
上久保はMMA13勝2敗1分。日本人バンタム級最強の一角で、様々なテイクダウンを武器に、相手を寝かせて削って極めるMMAグラップラー。
2018年7月からONEに参戦し、スノト、モハメド・アイマン、キム・デファン、ブルーノ・プッチ、ミチェル・チャマール、トロイ・ウォーゼンに勝利し、3年半の『ONE Championship』で6勝0敗と負け無し。
世界最高峰を目指すためにフリーランスとなり、2023年は『Road to UFC』に出場。5月の1回戦で中国のバーエゴン・ジェライスに判定勝利。8月の準決勝に進出も、同じく中国のシャオ・ロンに判定2-0で惜敗している。
GLADIATOR初参戦に向け、上久保は、「MMAの試合がなかなか決まらない、試合が無い時期に気にかけてくれていたのがGLADIATORでした。今回も強い相手を候補に挙げて交渉してくださり、自分にとって必要な試合を組んでくれたと思っております。格闘技が好きですし、楽しいです。文字通り身体が壊れて競技ができなくなるまで続けると思います。まだまだ知らない事や出来ない事もありますし、体験できていない事も数知れません。今回の試合を経て、より格闘技が好きな自分でいられるように、しっかりと自分と向き合っていこうと思います」と主催者を通じてコメント。
対するシン・ジェヨンは、K-MMA界の名門エクストリーム・コンバット所属でMMAキャリア5勝2敗。
GLADIATORによれば、上久保の参戦が決まり、「すぐに複数の韓国バンタム級選手にオファーを出したが、ことごとくNOの返事が返ってきた中、シン・ジェヨンは即答で対戦を了承した」という。
その時点で、10月27日の『Busan International Fighting Championship』出場が決まっていたシン・ジェヨンは、勝利して怪我がないことが今大会来日の条件となっていたが、フィリピンのマハー・ジョン・マナハンを112秒 TKOで下し、今回のGLADIATORでの上久保戦を手繰り寄せた。
上久保戦に向け、ジェヨンは、「以前から心の中で戦いたいと思っていたプロモーションのひとつがGLADIATORでした。GLADIATORに参戦することとなり、本当に嬉しく、またワクワクしています。しかも、相手がONEで見ていた日本バンタム級トップの1人である上久保選手ということは、自分にとって最高のチャンスだと思っています。日本のファンは自分が簡単に負けると思うかもですが、最高のチャンスを頂いている分、一生懸命に準備して粘り強い、面白い試合をしますので、ご期待ください」と、意気込みを記している。
新チャンピオン竹本啓哉が9月に誕生したばかりの『GLADIATOR』バンタム級戦線に置いて、今大会には既に竹中大地と前王者テムーレン・アルギルマーのマッチアップも決まっており、上久保の『GLADIATOR』参戦は、同階級の勢力分布図を一気に塗り替える可能性もある。どのような化学反応を起こすのか、注目だ。
