4度目の防衛戦が決まったKANA
2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』の追加対戦カードが発表された。
出場が決定していたK-1 WORLD GP女子フライ級王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が、初来日のアントニア・プリフティ(ギリシャ/Fight Club Galatsi/Theofanous Elite Team)を相手に4度目の防衛戦を行うことが決定。
【写真】7月のK-1ではマッケンナ・ウェイドを52秒でKOして3度目の防衛に成功
KANAは小学生で空手を始め、高校・大学時代には陸上でも活躍。大学卒業後にK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフの門を叩き、2015年9月にプロデビュー。第2代・第4代Krush女子フライ級王座に就き、2018年3月にK-1デビュー戦を果たす。2019年12月に「初代女子フライ級王座決定トーナメント」で優勝して初代王座に就いた。2020年11月、壽美にvs.日本人初黒星を喫し、その後は怪我の治療で長期欠場を余儀なくされたが、2022年2月に復帰。6月のスーリ・マンフレディ戦から外国人を相手に4連続KOをマークし、3度の防衛に成功している。戦績は22勝(11KO)3敗。
プリフティはキックボクシングで21勝(5KO)2敗1分の高い勝率を飾り、並行してMMAでは4戦(2勝1敗1分)のキャリアを持つ二刀流ファイター。これまでにWKUとVendettaの2団体で-57kgの世界王座を獲得。WKU -55kgギリシャ王者にもなっている。そこからK-1フライ級(-52kg)に落としてどこまで動けるかがカギとなるが、KANAより6cm高い166cmの長身とパワーは脅威となるだろう。ファイトスタイルは、とても攻撃的で左右のフック連打は“ハリケーン”の異名が付く通り回転が止まらないほど強力。前蹴りで自分の距離を作り、パンチの連打に持ち込むのが必勝パターンだ。相手を恐れずに前へ出ていくスタイルは、なかなか止められないのではないか。22歳。
対戦相手にKANAは自身のSNSにて「相手決まりました! 2、3階級上で戦って世界のベルトを持ってる相手なので警戒する所は多いですが問題ない。しっかり仕留めて、締めくくります」と宣言している。