ミット打ちの後半はひたすた飛びヒザ蹴りを連発していた西谷
2023年11月19日(日)都内某所にて開催される全試合オープンフィンガーグローブ着用キックボクシングルール3分3R(勝敗はKO決着のみ、判定なし)の『FIGHT CLUB』で、YA-MAN軍団と対戦する朝倉未来軍団が9日(木)都内所属ジムにて公開練習を行った。
-68kg契約3分3Rで元WPMF世界スーパーライト級暫定王者・山口裕人(道化倶楽部)と対戦する西谷大成(JAPAN TOP TEAM)は、最初こそ普通にワンツー・左ミドルをミットに叩き込んでいたが、途中からはなぜかひたすら飛びヒザ蹴りを繰り返した。
「強い相手で興奮していますが練習は変わらずやっています。いつでも戦える状態なのでコンディションは大丈夫」と西谷。「MMAの打撃をやっていて、打撃を増やしているけれど毎日やっています。飛びヒザで倒そうと思っているのであからさまにやっています」と、飛びヒザでのKOを予告。飛びヒザを連発している時に笑っていたがと突っ込まれると「笑いながら倒そうと思ってやっています」と、それも練習の内だとした。
6月24日の『RIZIN.43』で、鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)に1R 0分56秒でTKO負けを喫した悔しさを晴らしたいかと聞かれると「もちろんです。今回に限らず一生です。格闘技人生の中で」と、一生悔しさを胸に刻んで生きるとする。
8月の『BreakingDown 9』では初代K-1 WORLD MAX世界王者アルバート・クラウスからダウンを奪って勝利も、再びRIZINから声はかからなかった。今回の試合でインパクトを残してRIZINを狙うかとの質問には「出られるようなインパクトを残したいと思います。飛びヒザで倒したらインパクトあるじゃないですか」と、ここでもあくまでも飛びヒザにこだわる。
それは、鈴木博昭との試合で飛びヒザ蹴りを出したところ空中で撃墜され、TKO負けにつながったという苦い思い出がある技だからだ。「今度はKOします」と飛びヒザ蹴りのトラウマを克服したいとした。
また、最近はお笑いキャラのようになっているとの指摘を受けると「今まで面白くなかったから面白さが際立ったのかもしれない。僕は普段からこういう感じです」と、今の方が素に近いと話した。