「K-1のベルトに挑戦してこい」と挑発したレオナにアンサーした皇治
2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』に、自身がCEOを務める『NARIAGARI』から、本戦に1名、プレリミナリーファイトに1名を送り込むことが決定した皇治(TEAM ONE)。
10月30日に行われた記者会見で、実に4年ぶりにK-1の記者会見に出席したが、同じ会見でかねてから皇治にSNSで対戦を要求しているK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者のレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)が「ベルトを懸けてやってやるって言ってるんだから、頭下げて来いよ」と挑発。
皇治はすでに会見場を後にしていたが、後日自身のYouTubeチャンネルにて公開した動画でレオナの件について話した。
「アイツの知名度を上げるだけになってしまうのでいいですよ」と最初はこの話に乗り気でなかった皇治だが、「俺は全く興味ないですからね。俺が喋っている間に乱入したらいいやん。“ヘタスくん”ってほんまにオーラないんですよ。来たらいいじゃないですか。ほんまに格闘技界のことを思っていたり、肝が据わっていたら。俺はメイウェザーの記者会見中にも乱入していったんですよ。普通だったら行くじゃないですか。行かん時点でプロ意識全く無しでビビりのヘタスくんなんですよ。ほんで俺がいなくなった瞬間に逃げるなとかマイクで言ってるんでしょう」と、なぜ自分が会見をしている時に乱入しなかったのかと言い、実は事前に宮田充Krushプロデューサーには「来るなら来てもいいですよって言いましたから」と打ち明ける。
レオナの言う「お前がファンと約束したベルトを獲らなくていいの? 俺がチャンスをやっているのにお前はファンを裏切って約束も守れない、そんなダッサイ男でいいのって感じですよね」という主張については、「最低限のベルトは獲って来たし、あなたが持っていないISKA世界も獲って来た。ベルトは誰が持っているかなんですよ。正直、ベルトよりも武尊に勝ちたいわけです」と、K-1のベルトではなく持っている人間の方の問題だとする。
皇治はレオナのことを「めちゃくちゃカッコ悪い」とし、「知名度もなくて、俺より客も入れられなくて、お金もなくて、カリスマ性もなくて、ましてや根性もなくて、盛り上げも出来なくて、そんなチャンピオンとなんで俺がやりたいと思うのかさっぱり分からない」と批判を展開。
「そのベルトに俺が挑戦したいと思えるくらいのチャンピオンになってくれればいいだけの話なんですよ。なのにベルトも持ってないって俺のことをバカにするわけでしょ。その俺にずっとストーカーみたいに来るわけですよ。素直に言ったらいい、相手してくださいと、あなたみたいな知名度が欲しい、あなたみたいなお金が欲しい、あなたみたいな人気者になりたいって言えばちょっとは心動いて相手してやろうかなって思うじゃないですか」と笑う。
「これはほんまにむちゃくちゃ真剣にMMAやっているから、今はK-1ファイターを相手にしている暇がないし、ハッキリ言って余裕がない。いろいろな人にかかわってMMA教えてもらっているのにK-1行きますってハナクソみたいなことは出来へん」と、今はMMAに真剣に取り組んでいるのでK-1の試合は出来ないとし、「文句があるなら自分の足を使って来ればいい。武尊と天心が用意したTHE MATCHにパッと出るようなそんなしょうもないことせんと、K-1という団体に守られて俺に必死に面と向かって言えずに石を投げるようなカッコ悪いことせんとRIZINに来たらいい。まだ大晦日(の相手)決まってないからね。やったらいいんじゃないですか。言うたって俺、まだMMAデビューしてないからね。俺に文句があるならMMAでやればいい」と、RIZINに来て大晦日にMMAデビュー戦同士でやったらいいじゃないかとの提案も。
さらに「平本君もそうやし、芦澤もそうじゃないですか。みんな自分の足で歩いているんですよ。それをせえへんのはペタスくんだけ。俺を煽って来たヤツの中では一番カッコ悪いですよ。一番興味ない。一番センスがない」と、全く興味がないと結んだ。
皇治とレオナが交わる機会は前日会見や試合当日などまだある。レオナがそこで皇治を振り向かせるために何らかのアクションを起こすのか、それとも皇治のこの発言を無視するのか。