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【K-1】復帰戦のレオナ・ペタスが対戦相手に不服、皇治に「ベルトを懸けてやってやるって言ってるんだから頭下げて来いよ」、RISE王者チャンヒョン・リーとも対戦要求

2023/10/30 21:10
 2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』の対戦カード第3弾発表記者会見が、10月30日(月)都内にて行われた。  K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者のレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)が、スーパーファイトのスーパー・フェザー級3分3R延長1Rでレミー・パラ(フランス/CARCHARIAS)と対戦する。  レオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央、小宮山工介らを撃破。2019年9月には西京佑馬を下して第9代Krushスーパー・フェザー級王座に就き、12月には山本直樹をKOして初防衛に成功。さらに2020年3月、村越優汰をも3Rにマットに沈めてKO勝ち。7月には武尊の盟友である大岩龍矢を判定に下して2度目の防衛に成功したが、2021年3月に武尊と大激闘の末にKO負けして連勝は「9」でストップ。2022年6月の『THE MATCH 2022』では中村寛と62kg契約で対戦して判定負け。9月の「K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で優勝し、王座に就いた。戦績は32勝(14KO)7敗1分。  初来日のパラはフランスの攻撃型ファイター。WAKO世界-62kg級とIKBO世界-60kg級の二冠王で、ローキックで足を潰しておいてのサウスポーから繰り出される伸びる左ストレートは破壊力抜群。12勝のうち9KOとKO率が高く、まだ22歳という若さから伸びしろも十分。ローとパンチで上下に攻撃を振ってくるタイプだがディフェンス力も高い。戦績は12勝(9KO)1敗。  トーナメント後は怪我に泣かされ、これが約1年3カ月ぶりの復帰戦となるレオナ。  まずパラから「権威あるK-1に出場出来ることを光栄に思う。早く自分の可能性を世界に見せたい。レオナは技術とスピードを兼ね備えた素晴らしい選手で、寝高の対戦相手だと思うが、この試合のためにしっかりと準備をしているので、その成果を12月9日にリングで見せたい。今回この最高のチャンスを頂いたことを感謝しているし、必ず期待に応える試合を見せる。12.9が俺のK-1でのストーリーの始まりになる。爆発力のある見応えのある試合を約束するし、ラッキーで今回のチャンスが来たわけじゃない事を世界中に証明し、K-1王者への道を確実に進んでいく。みんなに会える事を楽しみにしている」とのコメントが読み上げられた。  これにレオナは「素晴らしいコメントをいただいたんですけれど、僕からひと言わせてもらうなら、まずカルロスさん、宮田さん、なぜそんなに対したことのない外国人を呼んでくるのかと。僕はチャンヒョン・リーとやりたいと言っているので、それに近い選手を呼んできて欲しかった。この試合は彼のストリー作りではなく、僕の復帰戦で終わると思います」と対戦相手への不満をぶちまける。  怪我の回復状況は「試合に出るってことでしかも1年3カ月も待っていてもらったのでバッチリです。期待以上のものを見せられると思います。正直9月も痛かったし、痛い状態でも優勝できちゃったので余裕かなと思っています」とし、復帰戦へのモチベーションを聞かれると「チャンヒョン・リー。そいつを倒す」と、RISEスーパーフェザー級王者のチャンヒョン・リーに勝つことが今のモチベーションだと答えた。  パラについては「サウスポーで、最初にK-1から179㎝と連絡が来たんですよ。僕とトレーナーでデカいよな、と。179㎝で65kgの外国人っていないじゃないですか。どんな身体なんだと思って調べたら175㎝だと。K-1に問い正したら175㎝ということで。僕と一緒なので問題ないですね(笑)。ISKAのK-1ルールのベルトを持っている選手に勝ってどこかの団体の王者になっているらしいので、NARIAGARIの王よりは強いんじゃないのかなって思っている。それをサクッと倒してK-1がどういう団体なのか分からせてやろうと思います」と、皇治より強いと笑う。  これにマッチメイクを担当した宮田充Krushプロデューサーは「レオナ選手との対戦をしり込みするファイターもいて手を挙げてくれて試合スケジュールが合って、候補の中で調整して、この選手が最良であると決定したので。あとは当日どういう試合になるかを見てもらうだけですね」と答えると、レオナは「違うんですよ、弱いんじゃないんです。僕からしたら弱いだけです。ISKA王者にも勝っているし、NARIAGARIの王・皇治くんよりも強いんですよ。でも僕はK-1の王者なので僕からしたら弱いってことです。なので、僕がどれくらい強いのかお披露目しようかなと思っています」と、弱い選手ではなく、カルロス・宮田両プロデューサーに自分の実力を分かってもらう試合だとした。  その皇治にはSNSを通じて対戦を要求していたが、先に会見をした皇治の発言を聞いてどう思ったかと聞かれると「タケポンとだったらやると言っていたが、そもそもがアイツはファンとの約束は絶対だと、ファンは宝物だと言っているのに、王者になるって言って王者になれないから逃げていって。でもタケポンのところには行くけれどレオナのところには行かないと言っているけれど、お前がファンと約束したベルトを獲らなくていいの? 俺がチャンスをやっているのにお前はファンを裏切って約束も守れない、そんなダッサイ男でいいのって感じですよね。だから、ベルトを懸けてやってやるって言ってるんだから、頭下げて来いよって。チャンスやってるんだからって感じですよ」と言い放った。 「さっきそこにいたから直接言おうと思ったんですけれど、どこかに行っちゃったので。この会見を見ればいいんじゃないですか。ダサい男だと思ってくれればいいと思います」  皇治よりもリーとの試合をやりたいのか、と聞かれると「だって皇治くんなんて僕から見たら下ですよ。僕の相手のレミー・パラ選手よりも全然下なので。その選手と僕がやる必要もないけれど、皇治くんが出ればK-1が盛り上がるので。NARIAGARIの選手が出てもK-1のチケットは売れないんですよ。皇治が出るから売れるだけで。だったら、宮ちゃんのためにK-1に恩返しすると言ってるならベルト懸けてやってやるからかかって来いよってだけですね。カッコいいことばかり言ってるんだけれど、ビビッて逃げているだけだから。いつでもやってやるから来いよって感じです」と挑発。  リーに関しては「6月のTHE MATCHで負けていて、負けた中村(寛)くんをチャンヒョン・リーはKOしている。今の僕とやれる選手で勝負論があるのはチャンヒョン・リー1人だと思うので。K-1とRISE、どっちが強いんだってここで借りを返してやろうと思うのでやりたいです」と、対戦したい理由を話した。  しかし「でもK-1を盛り上げるって意味では僕も王者なので、K-1に恩返しをしないといけないと思っているので、皇治とやってやってもいいよって感じです」と皇治ともチャンヒョン・リーともどちらとも戦うとした。
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