12戦全勝の山田虎矢太が国内トップ選手と対戦してきたテーパプットを迎え撃つ
2023年11月14日(火)東京・後楽園ホール『SHOOTBOXING 2023 シリーズFinal -Start towards 40th anniversary-』の追加対戦カードが発表された。
出場が決定していたSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)の相手はテーパプット・シンコウムエタイ(タイ/新興ムエタイジム)に決定。
テーパプットはタイで人気のTVマッチ、7chTVスーパーフェザー級タイトル獲得歴があり、あのスアキム・PKセンチャイムエタイジムとルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級タイトルを懸けて対戦したキャリアも持つ。日本では宮越慶二郎、バズーカ巧樹、小川翔、重森陽太といった日本のトップ戦線で活躍する選手を相手に負けなし。
山田ツインズの弟・虎矢太は2019年8月にデビューすると、心直、佐藤執斗、有井渚海らを破り連戦連勝。2023年2月には植山征紀をKOで破り、無敗のまま王座に就いた。2023年は6月にタンワレック・ルックサウンを1R KOで仕留めると、9月はパク・ヒョンウも1Rわずか35秒でKOしてみせた。現在、12戦12勝と無敗街道を驀進中。
また、オープンフィンガーグローブ(以下OFG)マッチでSB日本バンタム級王者・佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)とRISEスーパーフライ級5位・翼(TARGET)が激突。
佐藤はトリッキーな動きから繰り出す蹴り技を得意とする、SB中部地区を代表する選手。2021年12月には伏見和之と激闘を繰り広げ、4R KOで初代SB日本バンタム級王者に輝いた。2023年6月のOFG戦でサンチャイ・TEPPENGYMをKOし、現在5連続KO勝ちと勢いに乗る。兄は元DEEPストロー級王者のカン・サトー。
サウスポーの翼は2019年11月に流血戦を制してジャパンキックバンタム級王者となり、デビュー以来9戦無敗を誇っていたが、2020年11月にWBCムエタイ日本統一&NJKFバンタム級王者の一航に判定で敗れ初黒星。2022年2月にジムを移籍してRISEに初参戦すると鳩にKO勝ちを収めたが、続く3月は京介にKO負け。7月には溜田蒼馬を2RでKO。10月に花岡竜との対戦を迎え2R負傷判定ながらも下馬評を覆す勝利。12月にSBとの対抗戦で佐藤執斗に初回KO負けを喫し、2023年は7月に長谷川海翔にも初回KO負けと連敗中。戦績は11勝(6KO)5敗1分。
前述の通り両者は昨年12月のSBとRISE合同興行で対戦し、佐藤が初回でKO勝ちしているが、翼の強い再戦要求を受けて今回の一戦が決定したという。OFGマッチだけに、さらに前戦以上の激戦が予想されるリマッチで佐藤が返り討ちか、それとも翼がリベンジなるか。