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【RISE】門口佳佑の「2人で最高傑作の作品を作ろうと思う」とのアツい言葉に魁斗も「大きい役を任されたからには最高の試合をする」=前日計量

2023/10/28 16:10
【RISE】門口佳佑の「2人で最高傑作の作品を作ろうと思う」とのアツい言葉に魁斗も「大きい役を任されたからには最高の試合をする」=前日計量

タイトルマッチで再戦する前回の勝者で挑戦者の魁斗(左)とリベンジも懸ける王者・門口

 2023年10月29日(日)東京・後楽園ホール『RISE 172』の前日計量&記者会見が、28日(土)都内にて14:00より行われた。

 メインイベント(第12試合)のRISEフェザー級(-57.5kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで対戦する、王者・門口佳佑(EX ARES)は57.45kg、挑戦者同級1位・魁斗(立志會館)は57.55kgと僅かにオーバーしたがその場で下着を脱いで57.45kgでパス。


 続いての会見で伊藤隆RISE代表は「この試合は当初セミファイナルから私の独断でメインに変えました。門口の想い、魁斗の想いもあります。メインに自分の想いで変えたからにはハードルを上げたと思う。やれんのかって気持ちが両選手にあります。それ以上のものを魅せるメインの責務がある。それを試合で魅せていただきたい。名勝負に残るタイトルマッチをしていただきたい」と両選手にメッセージ。


 それを受けて魁斗は「明日はメインに変わった意味をしっかり考えて、アンダーカードも面白い試合がたくさんある中で一番アツい試合をしたい」。門口は「タイトルマッチが決まってからプレッシャーや緊張もあって落ち着かない日々を過ごしてきました。でもこうして会見場に立ってみると後はやるだけ。明日はぶちかまします」とそれぞれ意気込んだ。


 試合順が変わったことについて門口は「変わった瞬間、それはそうだろうと思ったけれど、今やれんのかって言われて、それはこのカードが決まった時点で覚悟は来まっています。それはそうだろうと思いました」と、この試合がメインにふさわしいとする。

 魁斗は「僕も最初はメインやと思っていたけれど、メインにふさわしくなかったかなと思って。でも変わったからには締めなのでメインらしい試合をしたいと思います」と、その期待に応えるとした。


 セミファイナルのフライ級タイトルマッチのベルトよりも、フェザー級のベルトが輝いて見えると聞かれた門口は「フライ級の方が新しいベルトですが、これは僕で第5代なので受け継がれてきたベルトで年季が入っていて、いろいろな想いも入っていると思う。第5代王者として誇りがあるし守りたい」と、その輝きの意味を語った。

 初対戦で勝利している魁斗は、その後の門口をどう見ていたかと聞かれると「シュートボクサーが2人やられているので敵討ちではないが、フェザー級最強を目指してる者同士で思い切り戦いたい」とシュートボクシングの看板と互いの夢を懸けて戦いたいとする。


 防衛戦でもありリベンジマッチでもあることで、どちらの気持ちが強いかと聞かれた門口は「リベンジの気持ちはないです。自分は2回負けていて、それもリベンジしたい気持ちははなくて。最後に自分が一番上になっていればいい。今回はベルトが懸かっているので、もちろん防衛したい気持ちがあるけれど、ベルトって形だけだと思うので、ここで勝たないとフェザー級最強を証明できない。最強を目指すために勝ちます」と、フェザー級最強になる気持ちが一番強いと答えた。


 今回が初防衛戦ということで、ベルトは獲るよりも守る方が難しいと言われていることについて、門口は「守る方が難しいと思います。プレッシャーもあると思うので。でも、それはどの試合でもある。それだけ懸けて練習もしているし、日々過ごしているのでその結果が試合で出てしまう。そのことにプレッシャーも感じるけれど、最後はやるしかないんですよ。本当にやるしかない。振り切って明日ぶちかまします」と、プレッシャーも全て魁斗に叩きつけると言い放った。


 今日ここへたどり着くまでに一番苦労したことは何かと聞かれると、魁斗は「緊張はないけれどRISEの王者という大きな一つの目標に立ち向かうので、そこはいつもよりも練習に気合いが入りましたし、そこがしんどいけれど楽しみの一つでもあります」と、しんどい練習をしてきたが楽しみでもあったという。


 門口は「自分は好きなことをやっているので。大変だと言い出したら全部大変なんですよ。でも僕が好きでやっていて他の人のサポートもあって好きなことが出来ているので、全部が大変ですがそれは好きなことなので。多分、試合が終わってから、あれもこれも大変だったと思うんじゃないかなと思います」と、今は大変さを感じないとした。


 そして、RISEのメインイベント、タイトルマッチで王者としてどんな試合で勝つことがふさわしいかと問われると「僕も魁斗選手も試合内容がいつも面白くないと言われる選手の2人だと思いますが、最初はメインじゃなかった。僕はそれでスイッチが入りました。凄くいろいろな意味でナメられてると思ったので、対戦相手ですが、そこは魁斗選手も同じ気持ちだと思うので、2人で最高傑作の作品を作ろうと思います」と、全ての評価を引っ繰り返す試合にしたいとアツく語る。

 それに魁斗も「僕はそこは同じ気持ちです。メインの大きい役を任されたからには門口選手と最高の試合をして。もちろん最後にベルトを獲るのが僕の目標です」と、メインとタイトルマッチにふさわしい最高の試合を見せると誓った。

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