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【RIZIN】朝倉海、アーチュレッタからの辛辣な言葉に「言わせておけばいい。しっかりKOで沈めてやろうかな」アーチュレッタは「嫌な部分につけ込んで、へろへろにしてからフィニッシュしたい」

2023/10/26 18:10
【RIZIN】朝倉海、アーチュレッタからの辛辣な言葉に「言わせておけばいい。しっかりKOで沈めてやろうかな」アーチュレッタは「嫌な部分につけ込んで、へろへろにしてからフィニッシュしたい」

「試合はめちゃめちゃつまらない」とアーチュレッタに毒づいた朝倉海

 2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表記者会見が10月26日、都内にて行われた。

「RIZINバンタム級タイトルマッチ」として、王者・フアン・アーチュレッタ(米国)に、朝倉海(JAPAN TOP TEAM)が挑戦する。


 朝倉は2022年7月に右拳の手術後、2023年5月の元谷戦で3Rにボディへのヒザ蹴りでKO勝ち。1年4カ振りの復帰戦を勝利で飾り、7月30日のアーチュレッタとの「RIZINバンタム級王座決定戦」へ進出したが、7月17日の練習で左膝内側側副靱帯損傷。王座戦をキャンセルしていた。

 今回は約7カ月ぶりの復帰戦でいきなりのタイトルマッチとなるが「全然そのつもりで僕はいましたし、アーチュレッタ選手の対策もしっかりしてきているのでそこに問題はないですね」と、朝倉は微笑みを浮かべて答える。

 ここまでの期間で成長したことはとの質問には「前回に比べたらそこまで期間が空いたわけではないですけれども、思うように練習が出来なかった期間が長かったので、その分アーチュレッタの研究だったり、新しい技を取り入れる時間に使えたかなと思っています。なので引き出しが増えましたね」と、アーチュレッタ戦を見越しての研究や新しい技の習得に時間を使ったとする。


 所属ジム名をジャパントップチームに変更したことが話題となったが、その内容はと聞かれると「今は変えている最中なのでまだ完全なものにはなっていないですけれど、海外からコーチが来たりとか、日本の中でも強い選手が集まってくれたりとか、あとは海外から同じ階級の強い選手を呼んだりとかっていう練習環境が凄くよくなっていますね」と徐々に整ってきているとした。

 負傷欠場が続いたことで負傷癖のようなものがあるのでは、との指摘には「怪我をしないように、まずは練習環境だったり、自分の身体のことを理解する必要があると思っていて。しっかり自分の身体のどの部分が悪いのか、どの動きに対して怪我のリスクがあるのかを調べたりとか、後はストレッチを長くやったりとか。練習環境の見直しを全部したので、絶対にしないとは言えないですけれど、そのリスクは減らせるかなと思っています。(怪我の理由は)100%ではないですけれども何となく分かって来ましたね」と改善しているようだ。

 また、アーチュレッタからの度重なる辛辣な言葉に対してどう思うかと聞かれると「言わせておけばいいかなと思っていて。リングで戦ったら絶対に俺の方が強いし、試合が決まってもう戦えることになったので、しっかりKOで沈めてやろうかなと思っています」と宣言。


 アーチュレッタは2年連続での大晦日出場となることについて「自分にとって光栄なことだし、夢がまさに叶っている。大晦日に出られることは素晴らしいことだし、自分のレガシーを残すため自分が世界のバンタム級トップの選手であることを証明するためにもこの試合に勝って、日本の皆さんに自分の実力と自分のレガシーを残すようなパフォーマンスをしたいと思っているよ」と意気込み。

 今回はどんな入場パフォーマンスを考えているのかとの問いには「特別な日には特別な入場を用意してあるので、自分としては自分のルーツというものを前面に出して皆さんに理解していただくところにモチベーションを感じている。格闘家として入場の前に格闘技というのはどういうものなのか、ひとつひとついろいろなものが組み合わさって出来ている競技だって部分と、自分のルーツを全面に出したようなパフォーマンスでメッセージを伝えていけたらいいなと思っているよ」と説明した。

 最後に、お互いのファイターとしての評価を聞かれると、朝倉は「凄く賢い選手だなと思いますね。相手の嫌がる動きをするし、試合の組み立て方が凄く上手いなと思います。ただ、試合はめちゃめちゃつまらないなと思っているので、ちょっと僕が派手なKOで盛り上げたいと思っています」とチクリ。

 アーチュレッタは「朝倉選手は間違いなく日本でトップの選手だし、日本のトップ選手に勝ってきている選手なので間違いなく実力があるし、距離のとり方、爆発力、フットワークの使い方も非常に優秀な選手だと思う。ただ、自分と試合をした時はタイミングが合わないと思うし、膝が弱くなっていると思うので朝倉選手が言ったように自分は相手の嫌なところで勝負をする。なのでそういった嫌な部分につけ込んで、水の中に引きずり込んで溺れさせて疲れさせ、へろへろにしてからフィニッシュしたいと思っている」と5月の井上直樹戦の時と同じような戦い方を予告した。

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