2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表記者会見が10月26日、都内にて行われた。
榊原信行RIZIN CEOは、大晦日で噂されるフロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)vs.マニー・パッキャオ(フィリピン)のエキシビションマッチでの再戦についても会見の中で触れた。
「メイウェザーはこれまで(那須川)天心、(朝倉)未来と2回やっていますし、いい関係ですからRIZINに出てきてもおかしくないと思いますし、パッキャオとはすでに契約が終わっていますので。僕的にはこのカード、2人は8年前にラスベガスで戦っています(2015年5月2日=メイウェザーの判定勝ち)。世界の格闘技興行の歴史上に金字塔を打ち立てるような、とんでもない売り上げと注目を集めたカード。
そのカードが日本で、本当に格闘技を好きな日本中のファンの人たちの面前で、ライブで見られる機会を作れたらいいなっていうのは、パッキャオと出会ったタイミングからずっとそう思っています。これはプロモーターとしても悲願のカードではあるので、今年の大晦日に実現させられればいいなと、もちろんそう思っていますし、何が起きてもおかしくない状況かなとそう思います」とニヤリ。
【写真】パッキャオのコメントを不機嫌そうな表情で聞くメイウェザー
その場合は『超RIZIN.3』に変更となるのかと聞かれると「十分ありえると思いますね。7月30日に行われたようにRIZIN.45の前半戦とか。当然そのカードが実現すれば世界へ向けてのライブ配信、ライブ環境がベストなタイミングと言うと、(日本時間の)15時くらいまでに試合が終わらないとアメリカ、特に北米マーケットの人は見れませんから。二段積みということも考えていかなくてはいけないだろうなと、そう思っています」と、その場合は『超RIZIN.3』と『RIZIN.45』の2部構成になる可能性があるとした。
また、会見後の囲み取材でも「あの2人がリング上で今度交わったら、その先はもう2度とないと思うんですね。一度戦っているだけにいろいろな遺恨もあるし、そこを取り巻くいろいろな関係者がいるので一筋縄ではいかないなという感じではあります。ただ十分、日本のみんなの前でとんでもないものが見られる可能性はあるなと考えておいていただけたらいいかなと思います」と、一筋縄ではいかないが大晦日に“とんでもないもの”が実現するかもしれないという。
メイウェザーvs.パッキャオが2024年にずれ込む可能性はと聞かれると「もちろん大晦日のタイミングで、この残り2カ月の中で成立しても何の不思議もないと思いますし、その先でも。いずれにしてもパッキャオは年内にとにかくRIZINに上がると思っていますしね。その2人が戦う形で成立させられるのか、ひょっとしたらパッキャオだけが戦うこともあると思います。いろいろなケースがまだまだ予断を許さない状況ではありますけれども、想定していただけたらいいかなと。ここから1~2週間くらいの中で方向が決まると思います」と答えた。