アーチュレッタとのタイトルマッチが正式決定した朝倉海
2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表記者会見が10月26日、都内にて行われた。
「RIZINバンタム級タイトルマッチ」として、王者・フアン・アーチュレッタ(米国)に、朝倉海(JAPAN TOP TEAM)が挑戦する。
▼RIZINバンタム級タイトルマッチ 5分3R
フアン・アーチュレッタ(米国/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)王者・29勝4敗
朝倉 海(JAPAN TOP TEAM)挑戦者・20勝4敗
アーチュレッタは、2020年9月の「Bellator世界バンタム級王座決定戦」で現暫定王者のパトリック・ミックスに判定勝ちでBellator同級王者に。2021年5月にセルジオ・ペティスに判定負けで王座陥落後、2022年4月にラウフェオン・ストッツに3R KO負けで2連敗。
しかし、2022年10月にエンリケ・バルソラに判定勝ちで再起を遂げると、2022年大晦日の「RIZIN×BELLATOR全面対抗戦」でキム・スーチョルにスプリット判定勝ち。2023年5月の『RIZIN.42』で井上直樹にも判定勝ちし後、2023年7月の『超RIZIN.2』で「RIZINバンタム級王座決定戦」で扇久保博正に判定勝ちで米国人初のRIZIN王者となった。
同級王座は、当初は朝倉海とアーチュレッタによる「王座決定戦」が予定されていたが、朝倉の怪我により対戦相手が扇久保に変更されていた。
朝倉は、2023年5月の『RIZIN.42』での元谷友貴戦の3R KO勝ちから、約7カ月ぶりの復帰戦。
2019年大晦日の「RIZINバンタム級王座決定戦」で、現UFCのマネル・ケイプとの再戦に敗れてRIZINバンタム級王座戴冠ならなかったが、ケイプが返上した王座を巡り、2020年8月に扇久保博正に1R TKO勝ちで王座獲得に成功。
2020年大晦日に堀口恭司との再戦で1R TKO負けで王座陥落も、2021年6月から開幕したジャパンGPで渡部修斗、アラン“ヒロ”ヤマニハ、瀧澤謙太を撃破し、決勝で扇久保博正に判定負けで王座返り咲きならず。
2022年7月に右拳の手術後、2023年5月の元谷戦で3Rにボディへのヒザ蹴りでKO勝ち。1年4カ振りの復帰戦を勝利で飾り、7月30日のアーチュレッタとの「RIZINバンタム級王座決定戦」へ進出したが、7月17日の練習で左膝内側側副靱帯損傷。王座戦をキャンセルしていた。今回は約7カ月ぶりの復帰戦となる。
会見にZOOMで参加したアーチュレッタは、「自分としてはタイトルを防衛する準備は出来ている。朝倉選手にはいつでもかかってきて欲しいと思います。ただ、彼は前回試合をやると言って怪我をして、怪我を負ってでもリングに立たないという判断をしたところで男としての質がそこで垣間見えたと思う。なので、この試合はそんな男に対して試合をするので全く負ける心配はしていません。なので、この試合は楽しんで応援してください」とコメント。
朝倉は「前回僕の怪我でこのカードが流れてしまって、また今回実現することが出来たので嬉しく思います。膝の状態ですが、けっこうよくなって次はしっかり戦えるので。次は生きている限り必ずリングに立つので安心していてください。やっぱりRIZINのベルトは日本人が持っていないといけないと思うので、絶対に僕が取り返します」と語った(※朝倉vs.アーチュレッタ 会見続報)。