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【Krush】「ルールを守れないヤツは絶対に倒さないといけない」山本直樹、体重超過の相手に怒りの鉄拳「自分はオーバーしたら辞めるつもりで命をかけてやっている」

2023/10/22 21:10
 2023年10月21日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.154』の一夜明け会見が、22日(日)都内にて行われた。  第4試合のKrushスーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、松本和樹(T-GYM)に1Rでダウンを奪われながらも、2Rで逆転KOに成功した山本直樹(K-1ジム五反田チームキングス)が出席。前夜の試合を振り返った。  同席した宮田充Krushプロデューサーは「いいファイターに成長した。プロモーターとしていいと思った。33歳ということで、どこかでキャリアの節目になる勝負があってもいいかなと思いました。昨日の大会の中でもかなりいいKOだった」と山本を絶賛。  この試合は松本が計量をパス出来なかったため減点2、グローブハンデ(松本10オンス、山本8オンス)、ファイトマネーから30%減額のペナルティが与えられて実施。松本本人だけでなく、所属ジムの会長も頭を丸めて誠意を見せて試合に臨んだ。 【写真】1Rに先制のダウンを奪われた山本だったが… 山本は「圧勝して勝たないといけないと思っていて。プラス相手が体重オーバーしてルールも守れずに…でも自分がしっかり受けて、よりプレッシャーを自分に与えて倒さないといけないと思っていたので。試合内容は反省点ばかりですが倒し切れてホッとしています」とのコメント。  対戦相手が計量オーバーとなり、前日にどのような気持ちになったかを聞かれると「最初に思ったのは自分も計量の朝に1.5kg落として、相手も間に合うんじゃないって思ったんですけれど…いろいろあったんでしょうね。でもまあ、いつも応援来てくださる皆さんのためにも試合をして倒し切ろうと思って受けました」と心境を告白。  気持ちは上手く切り替えられたようだが「リングで向かい合った時にめちゃくちゃデカくて。本当に仕方なく計量オーバーになったのかなって。今までで初めての力をもらったのでビックリしました」と、試合で体重差を感じたという。  ダウンを奪われた時の心境は「パワーが凄かったので。昔の自分なら焦ってよりダメな試合になったけれど、2Rでしっかり切り替えてやりたいことが少し出来たかな、成長につながったと思います」と、自分の成長を感じることが出来たとした。  倒し切れた要因は「気持ちです」と答え、「ルールを守れないヤツは絶対に倒さないといけないので。気持ちで潰しました」と、必ず倒すという決意があったようだ。  言葉から計量オーバーした相手への怒りが感じられ、そのことについては「ルールは守らないといけないので。自分はオーバーしたら辞めるつもりで命をかけてやっています」と、それだけの覚悟を持って計量に臨んでいると話す。 【写真】2Rにダウンを奪い返しての逆転KO勝ちに成功した山本 しかし、厳しい言葉だけではなく「松本選手もすいませんと言って来てくれたので、次があるのならこんなことは2度とないように。これからの選手なので、2度とないように次に繋げて欲しいと思います」とメッセージを送る。  試合が終わった直後、リング上でトレーナーと技の確認をしていたのはなぜかとの質問には「トレーナーが悪いところ見てくれていて、リング上でそのイメトレをやりました。すぐに確認できたのはいいと思いますね。次につながるし」と、その場で修正点を確認していたのだという。  宮田Pから、節目になるような試合をどこかで組みたいとの言葉をもらったことには「自分はベルトを獲るために格闘技をやっているので。しっかりいい勝ち方を続けて修正してベルトが獲れるようにしたいと思います」と、あくまでもタイトルを獲ることが目標だと語った。  そして「自分自身は内容は全然でしたが、試合が終わっていつも応援してくれている人が嬉し泣きしていたと聞いて救われたと思いました。これからもいい勝ち方して、全て嬉し泣きしてもらえるように強くなります」と意気込んだ。
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