友尊（左）と対戦する西元（右）は勝った8試合が全てKO勝ち
2019年9月16日（月・祝）東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.105』の対戦カード第二弾が、8月7日（水）都内で行われた記者会見で発表された。
スーパー・フェザー級3分3R・延長1Rで、友尊（＝ゆたか/TEAM K/BLUE DOG GYM）と西元也史(＝にしもと・なるふみ/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が対戦する。
初参戦の西元は伝統派空手出身（山崎秀晃と同じ流派）で元々は京都のジムに所属しており、戦績は8勝（8KO）3敗2分。上京してKREST所属となり、今回K-1 JAPAN GROUPに初登場となった21歳。
「僕は山崎さんに憧れて京都から上京してきました。関西でキックボクシングをやってきましたが、携帯の画面やテレビ越しで（K-1やKRUSHを見て）悔しい思いをしてきたので、やっとこの舞台に立てることでモチベーションは上がりっぱなしです」と挨拶した西元。
「K-1の舞台に上がりたくて人生を変えるために上京したので、K-1のチャンピオンになることが目標です。自分としてはキックボクシングを始めてぺーぺーのアマチュアくらいの時に秀さんに会って、触らせてもらったベルトがKRUSHの63kg（現ライト級）のベルトでした。思い入れが深いので目標にあります」と、KRUSHとK-1で王者になることを目標に掲げる。
対する友尊はキックボクシングからボクシングに転向し、2017年8月にKRUSHでキックボクシングにカムバック。3連敗を喫したが、2019年3月にKO勝ちを飾ると、5月には第6代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者の郷州征宜を破る金星を得た。
友尊は「本当は9月に元王者と対戦の話が来ていてテンション上がっていたんですが、流れてしまって。そこで気持ちが落ちそうになっていたんですが、関西からの強い選手がやってくれることになって楽しみです。パンチがあるので自分とパンチ勝負してくれたら盛り上がるだろうなと思っています。（8勝8KOの戦績については）単純にカッコいいなと思います」と、パンチ勝負を要求。
これを受けて西元も「友尊選手の試合を見て、僕とならKRUSHらしい試合ができるんじゃないかなと思うので、僕はパンチで勝負してもいいと思っています」と、パンチ勝負を受けて立った。
また、西元は「友尊選手は僕と比べて顔が厳つめで一般の人にどっちが強そうかと聞いたら100％友尊選手と言われると思います。その対策として、普段からKRESTの強面で厳つい先輩たちにビビらず、いじったりおちょくる練習をやっています」と、厳つい顔対策はバッチリだと本人を前にして言う強心臓ぶりも発揮した。
「どういうキャラで行くの？ って言われるんですが、キャラを作っても1～3回でボロが出るので、普段通りでいきます。頑張って年上の先輩をいじっています」と、普段のキャラだそうだ。
友尊は「目の前の試合をひとつひとつクリアーしていくことが目標ですが、最終的にはK-1、KRUSHのベルトを狙います」との目標を掲げ、「西元選手は気持ちのある選手だと思いますが、自分はKRUSHとK-1に懸けて仕事も変えて、全て懸けてこのリングに立っています。その想いは俺の方が強いと思うので必ず勝ちます」と、想いの強さが違うと話す。
西元も「関東では無名なのでこの試合で印象を残します」と、インパクトのある試合をすると語った。
