激しく火花を散らせるハリ(左)とユルジェンダル。この後、さらに接近(C)GLORY
2023年10月8日(日)ブルガリア・ブルガスアリーナ『GLORY 89』(U-NEXT配信)の前日計量が、7日(土)ブルガス市内にて行われた。全選手が計量に成功した。
メインイベントでGLORY世界フェザー級王座7度目の防衛戦に臨むペッチ(=ペットパノムルン・ギャットムー9/タイ)は64.6kg、挑戦者ダビド・メヒア(スペイン)は65.0kgで計量をパス。
セミファイナルでは地元のヒーロー、ストヤン・コプリブレンスキーが約8年ぶりに地元での試合に復帰し、ルーマニアのソリン・カリニウクと2021年以来の再戦。 コプリブレンスキーは69.9kg、カリニウクは69.9kgで計量をパスした。
今大会ではGLORYヘビー級グランプリ予選が2試合行われる。111.7kgのレヴィ・リガースが116kgの巨漢マルティン・テルプストラを相手に復帰戦。
キックボクシング界のレジェンド、バダ・ハリ(モロッコ)は118.4kg、対するエストニアのパワーパンチャー、ウク・ユルジェンダルは112.1kgで計量を終えた。両者はかなり接近してのフェイスオフ。
バダ・ハリは9月に開催された『GLORY 88』の第9試合にてジェームズ・マクスウィーニー(イギリス)と復帰戦を行う予定だったが、第8試合が始まる前にリングイン。母国モロッコで9月8日に発生したマグニチュード6.8の大地震による被害に心を痛め、試合が出来る精神状態ではないとの理由を説明。試合を欠場して今大会にスライドされた。
この2試合の勝者は12月の8人制ワンナイト50万ドル・トーナメントへの出場権を得る。
他のメインカードもトップ選手のスリリングな試合が目白押しだ。ルイス・タバレス(オランダ=95.5kg)が復帰し、"ブカレストの悪童 "ボグダン・ストイカ(ルーマニア=99.7kg)を迎え撃つ。
ブルガリアのアレクサンダル・ペトロフ(84.4kg)はオーストリアのカリム・マブルーク(84.8kg)と対戦、モロッコのモハメド・タッチャシー(84.8kg)はブルガリアのエドゥアルド・アレクサニャン(85.0kg)を相手に待望のデビュー戦を行う。
今大会は、日本ではU-NEXTにて日本時間7日26:00(8日2:00)からLIVE配信される。