本気なのかネタなのか分からないトーンだが、クレベルの発言に「それは違う」と釘を刺した金原(C)金原正徳の金ちゃんTV
2023年9月24日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.44』の第10試合フェザー級(66kg)5分3Rで、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)に判定3-0で勝利した金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)が自身のYouTubeチャンネルを更新した。
動画で「とてもショックなことがあった」と深刻そうな表情で話し始める金原。それは「クレベルの試合後YouTubeを見ました」ということで、9月30日にクレベルが自身のYouTubeチャンネルで公開した試合を振り返る動画の内容についてだった。
金原は「クレベル、いろいろと間違ってるぞ。そしてクレベルに教えておきたいことがある。ひとつだけクレベル、聞いてくれ。まず試合後に金原は強くなかった、そしてもう一度やったら勝てる、試合後にそれ言っちゃいけないだろ。俺も今まで戦ってきた相手の中で、負けた時に『コイツはあまり強くないけれど負けちまった』なんて試合がたくさんある。それでも勝負の世界というのはな、1回勝負なんだ。強かろうが弱かろうが勝ったヤツが強い。それが勝負の世界ってもんだろう。だから9月24日のRIZIN、あの日は俺が強かった。クレベル、そこは認めてくれ。ちょっと傷ついたぞ、クレベル。強くなかったと言われたのは」と、クレベルの「金原は普通だった」との発言に対して柔らかく反論。
「そして、もう一度やったら勝てると、リベンジをさせてくれと言っていたな。これは…絶対に…やらない。なぜならもう勝てる自信がないからだ。クレベル、俺の勝ちで逃げさせてくれ」と、本気とも冗談ともとれるトーンで言う。
さらにクレベルの「クレベルやサトシとの試合が決まると日本人ファイターが集まって練習するのは気持ち悪い」との発言については「それとクレベル、RIZINのYouTubeチャンネルを見て言っていたと思うんだけれど、あいつらは汚いと。試合前に集まって来て、クレベル、サトシの対策をして汚いと、嫌いだと言っていたな。クレベル、勘違いしないでくれ。確かにクレベルの言うように、俺らはファミリーでもなんでもない。もっと言うならばプライベートで遊んだことも一度もなく、仲間ということでさえ危ういメンバーだと思う。ただし、試合が決まったから一緒に練習しようよ、クレベルとの試合が決まったから対策しようよという集まりではないことは分かってくれ」と、普段から練習しているメンバーであり、今回のために特別に集まって打倒クレベルのために一致団結したわけではないと説明した。
「そして最後に、クレベル、お前にひとつだけ教えておきたいことがある」と金原は切り出す。それは、その練習会のメンバーの中でクレベルが一人だけ名前を忘れていた住村竜市朗のことだった。「住村竜市朗だ、覚えておいてくれ」と最後にオチを付けて動画は終わるのだが、金原は「俺はクレベルが好きだ。そんな悲しいことを試合後に言わないでくれ」と、クレベルの試合後の発言に釘を刺した。