大﨑孔稀が過去最多の113回の記録を樹立(C)XSTREAM 1
第3回XSTREAM 1アマチュア大会
2023年10月1日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
今大会はエントリー数が過去最多の265名。キックボクシング・ムエタイ・空手・マーシャルアーツ、ジェントルマンファイト(※全種目に階級/クラスあり)、全140試合の大規模展開となった。
今大会よりランキング制度を導入したこともあり、選手たちの技術が格段に向上し好試合が続出。各競技、厚い選手層とともに年齢層もキッズから60代までが参加。XSTREAM 1のコンセプトである“誰でも挑戦できる格闘技ステージ”を体現した。
「1分間高速ミドルキック連打」、大﨑孔稀が最高新記録!
【写真】左2番目から雄飛、大﨑孔稀、前田憲作プロデューサー、三留空也、T-98。両サイドには大会に華を添えたX1 VENUS、(左)プロチアリーダー・井上紗奈江、(右)ヒップホップダンサー・加藤瑠香
毎回盛り上がるXSTREAM 1 完全オリジナル競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」 には今回も豪華な顔ぶれが並んだ。
中でも注目されたのはRISEからの刺客「デンジャラスボーイ・大﨑孔稀」の登場。試合と同様に華々しい入場曲とともに大崎がリングインすると、会場は一気に盛り上がる。大﨑は「試合並みに緊張しているのですが、精一杯がんばります」と笑顔だったが、いざ競技時間になると表情は一変。開始とともに一糸乱れないフォームで確実に回数を重ね、プロとして一流の証明であるしなやかなで力強い蹴りを見せた。
時間との勝負でもあるこの競技、持ち前のタフさとスタミナでラスト10秒の声でさらに加速、プロの力量を最後まで見せつける。終了と同時に前田プロデューサーも「これはすごい記録が出たんじゃないですか!?」。期待通り、記録は過去最多の113回の記録を樹立。前回、吉成名高が叩き出した110回の記録を塗りかえる新記録を樹立した。
記録を聞いた大﨑は再び笑顔となり、12月10日に行われるRISEバンタム級のタイトルマッチを控えていることをふまえ、「ずっと目指してきたベルトなので、またチャンピオンベルトを持ってXSTREAM1 に帰ってきたい」と熱いコメント。
【写真】しなやかでありながら力強さあふれる大﨑孔稀のキック
“1分間ゲストの顔” 元ラジャダムナンスタジアム王者のT-98は「前回100回いけなかったので今回は狙っていきたい」と記録狙いを宣言。重量級ならではの迫力あるキックは健在ながら、一定のリズムを保ち回数を重ねる。結果は89回と目標には達せず悔しそうな表情だったが、前回74回から大きく記録を伸ばした。
テコンドーからは前回の大会MVPの三留空也も参戦。終了間際には華麗なる回転技を織り交ぜながら、記録は109回と100回の大台を突破。学生キック2冠王でプロデビュー戦を勝利で飾った雄飛は「他のゲストのプレッシャーになるようなパフォーマンスと見せたい」との意気込み通り、ラストに胴廻し回転蹴りを放って会場を沸かせ、結果は92回だった。
【1分間チャレンジを終えた各選手のコメント】
●大﨑孔稀
試合とは違った緊張でした。試合は入場前だけですが、今回はリングに上がった時から皆さんの熱い視線にすごく緊張しました。蹴りの連打はいつも練習の締めにするのですが、1分間やってみたところ109回が最高記録でした(本番は113回の新記録)。こういう競技は新しい試みで他にないのと、皆さんが手拍子をしてくれて会場が一体となって盛り上がるので面白いと思いました。またチャレンジしたいです。
●T-98
1回目より3 回目の方が良くなっていっていますが、100 の壁が厚いので次は100回を狙おうと思っています。この競技を目指して練習することで基礎体力が上がると思います。蹴り込みはキックボクシングの基本で試合にも生きてくるのでこれからも1分間の顔としてチャレンジしていきます!
●三留空也
最後に大技をやったので、それがなければもっと回数はいけたかなと思います。今回マーシャルアーツルールと1分間チャレンジに参加しましたが、次は記録を狙えると思うのでまたやりたいです。
●雄飛
試合より緊張しました。いざプレーヤーとして参加するとこんなにきついんだなと思いました。やる前はラスト10秒がきついのかなと思ったのですが、前半からキツかったです。威力やスピードにこだわるより、同じ速度とリズムを保ち続けるのが大切なのだと学びました。
【写真】キッズから大人まで好記録が続々打ち立てられた
一般部門ではキッズからグラマラス・ウーマン、ジェントルマン・クラスの大人まで17名が参加。35kg部門(幼年・キッズ・ジュニアクラス)に出場した小川大遥は、大崎に並ぶ113回という脅威の記録を出し、本人も驚きの表情に。オリジナル企画としてスタートした「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」は、大方の参加者が前回の自身の記録を塗り替えるなど、ハイレベルな争いが見られた。