マーシャルアーツルールではテコンドー勢の快進撃が止まらず
ルール・団体の枠を越えて競技の裾野を広げ、各競技の魅力を魅せる「マーシャルアーツルール」は、今回よりルールを改定。
・各競技におけるユニフォームの着用
・ラウンド時間、加点・減点時にはタイムストップがかかる
・試合開始前に互いの前手を出し、塔手(とうしゅ/手を交差する)から試合開始。
【写真】見事な足技を武器に圧倒的な強さのテコンドー三留空也
ブルース・リーが映画で着用していたことで有名な5本指のクンフー用オープンフィンガーグローブを使用。ポイントがミドルキック以上の高い打点を有効とするため、蹴り技に重点が置かれているテコンドーがマーシャルアーツルールに適しているのか、異種格闘技戦の中でもテコンドー勢が優勢に試合を進めた。
【写真】テコンドーvs.截拳道の一戦
中でも前回MVPに輝いた三留空也は、少林寺拳法の選手相手に圧倒的な強さを見せつけた。「全然余裕はありませんでしたが、魅せることができてよかったです。今後、どんな挑戦者が来ても受けて立ちます!挑戦を待ってます!」と今後「XSTREAM1マーシャルアーツ部門の顔」としての活躍が期待される。
【写真】八極拳vs.截拳道(ジークンドー)の対戦
また、他の異種格闘技戦も会場を沸かせた。ブルース・リーが生み出した截拳道(ジークンドー)と中国武術・八極拳の対戦という異種交流戦にふさわしいカードにはじまり、截拳道とテコンドー、キックボクシングとテコンドーの対決など見どころ満載。八極拳の使い手でYouTuberの紅ケンは長身の相手にも怯まず、跳びキックや体当たりパンチ、回転蹴りの大技で最後に逆転勝ちを見せるなど会場を沸かせた。
XSTREM1におけるマーシャルアーツルールの現在の戦況はテコンドー勢が強く、今後この牙城をどの競技・どの選手が切り崩していくのか。