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インタビュー

【RIZIN】ヒロヤ、2連敗にも「自分に負けない限りは格闘家は続けたい」との決意「諦められない理由がある」

2023/10/02 12:10
 2023年10月1日(日)愛知県・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)にて開催された『RIZIN LANDMARK.6』。  第8試合の58.0kg契約5分3Rで中村優作(TEAM FAUST)に判定2-1で敗れたヒロヤ(トライフォース赤坂)が試合後インタビューに答えた。 「(7月の)『超RIZIN.2』に出させていただき、引退覚悟で『負けたら引退する』という発言をしてそれで負けてしまって。でもいろんな方々の声があったからこそ(今回)組まれたカードで、絶対に負けられない試合、それを、手の平からこぼれたチャンスを掴むはずだった、そんな試合に負けてしまって。プレッシャーはもちろんあったんですけど、何より自分を応援してくれた方々やファイトキャンプで、本当に毎日自分のことを第一に考えてくれたトレーナーの小倉(將裕)さんやエリーたちに結果で返すことができないのが、本当に申し訳ないという気持ちが一番ですね」と無念の表情。  ヒロヤが攻勢に出るたびに起きた大歓声については「声援はもちろん届いていました。でも、ここでやっぱり勝たないと絶対にダメだと思ったので。声援があったからこそ、やっぱり3R、相手がしんどそうな顔しても自分はしんどい顔しないし、最後まで何が起きても前に出続けないと勝てないので、出続ける力には変わったのかなとは感じています」と力になったとした。  対戦した中村については「トップ選手と肌を合わせて差を感じたのは、やっぱり要所の、組みの展開や打撃の展開だけはまだ戦えるのかなと思ったのですが、駆け引きや心理戦のところで中村選手はすごく、ベテランの選手だと肌で感じました」とする。  前回の伊藤裕樹戦と比べて「あの時は気持ちだけで戦っていたんですけど、今回はやはり本当に勝つためにフィニッシュを狙って、そのフィニッシュを狙うためにも雑な動きであったりとか、そういうのも考えてしっかりやらなければいけないというのはあったのですけど、先週の僕のチームメイトの白川陸斗選手の試合を見て、ファイターとして一番大事なのは気持ちだなと、改めて。僕も仲間が負けたのは本当に悔しかったので、それを肌で感じて考えることは、今までやってきたファイトキャンプや、『超RIZIN.2』が終わって2カ月間やってきた自分を信じて、あとはもうフリーで、何も考えず、負けたくない気持ちだけでリングに入ろうとは決めていて。なので練習の時は試合でダメだったことを意識して、試合では練習みたいに行けるようにガンガン何も考えず前に出てやってやろうと思っていました」と、フィニッシュを狙っていった部分が違うとした。  試合後、チームメイトの朝倉海が自身のSNSに「もっと強くなる」と投稿していたことを伝えられると、「まだ試合直後には会っていないです。試合前には『リラックスして、いつも通り行けば大丈夫だよ』と声をかけていただきました」という。  師匠である朝倉未来からは「試合前にアドバイスをいっぱいいただいて。練習は今回一緒にはしていなかったのですけど、アドバイスであったり、あの人が僕に教えてくれたプランであったりというのは、エリーや小倉さんと一緒に共有していたプランと全く同じだったので、ああやっぱりこのやってきたことをそのまま信じて試合に挑めば勝つことができると思って、そういう意味であとはもうやるしかないと未来さんに後押ししてもらいました」とのエピソードを明かした。  これで2連敗になったことで継続参戦は難しくなるかもしれないが。と問われると「自分が出たいから出られる大会ではないと思っているので。やることは別に明日から変わることはない。そのチャンスが来た時にいつでも掴み取れるように毎日練習して、今ままでやってきたファイトウィークを無駄にしたくはないし、そのためにも、今一喜一憂して勝ったら休んでとか、負けたら、次に同じ目に遭わないために変わらずやり続けるしかないと思っています」と、さらに強くなるしかないと答えた。  今後については「『ごめんね』とセコンドに言っても『謝る必要ない』と言われるのですけど結果で返したい、なんで俺は結果で返せないのだろうと、とても強く今本当に思っていて、今は展望は考えていないのですけど、俺にはやるしかないなという、ファイトキャンプだったりいろんなアクションを起こしてもらって、色々な方のおかげでRIZINの舞台でも戦うことができて、だから無駄にしないためにも、まだまだ格闘家としては俺は自分が恥ずかしい試合をしたら俺は辞めるつもりですけど、自分に負けない限りは、格闘家は続けたいなという風に思っています」との決意を語った。  最後に応援してくれたファンへは「会場に駆けつけることができなくても僕のことを応援してくれる方がいるからこそ格闘技をやれているなという部分があるので。アンチばかかりだと格闘技できるメンタルじゃないので、その辺はやっぱり一般の方とそんなに変わらないなと毎回試合の日であったり、朝起きたりして思います。  そういうのを噛みしめながら、自分が20年後、30年後にこういう気持ちは持てないのだろうなと思うし、こういう気持ちで戦えるのは、応援してくれる方がいるからこそ、負けてもまた頑張るしかないなという。エリーもそうですけど、小倉さんとかセコンドのみんなもそうですけど、そういう応援してくれる人がいるからこそ諦められない理由があると思います。見てくれている方、会場に駆けつけてくれた方、本当にありがとうございます」と話した。
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