MMA
インタビュー

【RIZIN】村元友太郎「フライ級のボントリンと戦って“全然誰とやっても勝てる”って思うのか。“世界がこんなに遠いのか”って思うのか」×ホジェリオ・ボントリン「適正階級でいい試合ができる」

2023/10/01 10:10
 2023年10月1日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される『RIZIN LANDMARK.6』にて、フライ級(57.0kg)で、村元友太郎(ALIVE)と、ブラジルのホジェリオ・ボントリン(Gile Ribeiro Team)が対戦する。  日本ではバンタム級で敗れているボントリンだが、UFCではフライ級で7位にまでランクされた強豪。2022年1月の最後のUFCでは現在4位のブランドン・ロイヴァル(※12月にアレッシャンドリ・パントージャとタイトルマッチ)にスプリット判定で惜敗している。  しっかり体重さえ落とせれば、世界のフライ級のトップクラスにいるボントリンを相手に、ストロー級から上げてきた地元の村元はいかに戦うか。注目のカードだ。 村本「ここで勝って生き残るのか、散るのか勝負」 ──ホジェリオ・ボントリン選手との試合に向けた心境を教えていただけますか。 「いや、もう今回は過去一番強い相手と戦えるっていうことで、本当ワクワクして楽しみにしています」 ──元UFCファイターのボントリン選手の前回の元谷友貴戦の印象は? 「あの試合の階級がバンタム級で、ボントリン選手はフライ級でUFCのランカーだったんで。まあそこもあって体調とかコンディションがまた違ってくると思って。でも今回は適正でフライ級でやるっていうことで、まあ本当の強さを味わえるかっていう体感する試合です」 ──今回の試合に向け、新たに始めたトレーニングだったり、強化した部分は? 「そうですね。テイクダウン、組みがやっぱり強いんで、その組みに対するティフェンスをより強化してきました。金網を使ってのディフェンスをより強化してきました」 ──村元選手はリングとケージではケージの方が戦いやすい? 「そうですね。リングだと外に出ちゃったりとか、踏ん張りにくかったりする部分もあるんで、今回は金網なのでしっかりやりやすさはありますね。練習でも壁レスをやっていますし」 ──ボントリン選手の印象は? 「プレッシャーが強くて、壁際に圧力かけてどんどん下げさせて、そこで捕まえて四つ組み、上半身をロックする形でテイクダウンする力が強いんで。そこに対するディフェンスっていうのをしっかりいいところを作らせたいっていうことをやってきました。相手の強い形になる前に対処するっていうイメージですね。 ──どんな試合の展開になるとイメージしていますか。 「まあなんか実績的には向こうがかなり有利って言われてるんですけど、相性とかそういうのもあるし、向こうは固めたい力が強く、僕はスピード・動きが速い。捕まらない、固まらいスタイルなんで。まあ噛み合うというか、相手がやりにくいと思うんで、僕としてはもうこの試合が決まった時に行けると思いました。でもうここをしっかり、苦しい試合になると思いますけど、5分3Rしっかり戦い抜いて、最後は金網の上に登りたいと思います」 ──UFCフライ級でボントリンは、ブランドン・ロイヴァルのスクランブルを潰していました。あの試合で感じたことは? 「柔術ベースで組み力はもちろんあるんですけど、止まるとやっぱり固められてバックキープも強いんで、その際は絶対に譲らない。際で逃げるスペースを僕は絶対逃がさず動き切るっていう。そういう練習をしてきました。そこは絶対僕は実行したいと思ってますし、それをできれば相手も疲弊するんで、そのあとに僕の打撃で優位に立てると思います」 ──その打撃の部分での取り組みは? 「東京で田牧(一寿)トレーナーに見てもらってから打撃の精度が上がっているので、タイミングで当たれば倒せるようになってきたので、そこでダメージを与えられれば、全然グランドでもかなりこっちにいい影響が出ると思っていて、その展開ではグラウンドでも全然勝負したいと思います」 ──地元の名古屋大会で燃える部分も? 「滅茶苦茶燃えますね。本当地元の応援団とか、たくさん来てくれるんで、そこでまあ最強の相手をブッ倒して、金網に登りたいですね」 ──試合のテーマは? 「僕のプロ21戦目なんですけど、20戦やってきて、まあこれまでのキャリア集大成というか。基本的に日本で戦ってきたんですけど、その日本でやってきたキャリアを全てをぶつけて、その世界の強豪にどれだけ太刀打ちして上回れるのかっていう部分で、本当自分のキャリアを問われるというか。すべてを賭けて挑みたいと思います」 ──ボントリン戦のその先は? 「まあ、ここ勝ってその先のことは何とも言えないですけど。勝った時のその時の気持ち次第ですよね。全然誰とでも勝てるって思うのか。世界がこんなに遠いのかって思うのか。ここで自分のこれからが決まるっていう、勝負ですね。本当にこの目の前の試合に集中しています」 ──DEEPフライ級GPにも出場された村元選手から、RIZINフライ級戦線をどうご覧になっていましたか。 「世界の強豪が入ってきて、日本のフライ級勢に当てて、そこで生き残りを査定しているところだと思うんで、まあ僕もその一人で外国の強豪を当ててもらって、ここで勝って生き残るのか、散るのか勝負と思っていて、勝って生き残ってさらに上の選手とやれればと思っています」 [nextpage] ボントリン「フライ級でトップに立つためにここにきた」 ──村元友太郎戦に向けて心境は? 「日本に戻って来れてとても嬉しく思っています。28日にブラジルから着いてギリギリの到着でしたが、やる気もあって楽しみにしています」 ──前回はバンタム級でしたが今回はフライ級での参戦となります。 「とても良い状態にあります。通常自分はフライ級で戦っていて、前回のRIZINはバンタムだったので、適正階級でいい試合ができると思っています」 ──対戦相手の村元選手の印象は? 「常に自分はすべての選手をリスペクトしています。今回の対戦相手も総合的に強いと思っています。ただ自分は1日の試合のために、練習を積んできました」 ──どんな試合展開を予想していますか。 「今回は特にグラップリング、柔術面を強化してきました。試合当日も彼をテイクダウンして一本で極めて勝利したいと思います」 ──相手はスクランブルが得意な選手。封じ込める自信はありますか?そのための練習はしてきましたか? 「そういうものにも対策してきました」 ──相手の打撃の印象は? 「先ほども言ったように彼はコンプリート、総合的な選手、同じような選手を相手に同じように練習を積んできたので、1日も同じことだと思っています」 ──減量が厳しいかと思いますが現状は? 「あと2キロなので、特に問題はないと思っています(※56.85kgでパス)」 ──RIZINフライ級でトップになる自信がありますか。 「もちろんです。自分のもともとのカテゴリはフライ級なので。トップに立つためにここにきました」 ──RIZINフライ級で知っている、戦いたいファイターはいますか。 「特に今はまだ誰も知らない状態です」
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