2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.17』で、13歳も若いアリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)を熱戦の末に破り、連敗をストップした41歳の川尻達也(T-BLOOD)。
何が何でも勝利をつかむという必死な姿は多くの感動を呼んだが、勝利の代償としてアゴを痛めて噛み合わせが悪くなり、食べ物を噛めず丸のみしているという状態に。さらに身体中が痛む状態が何日も続き、散歩に行くのも躊躇するほどのダメージを負った。
その川尻が6日(火)にSNSを更新。現状ルールについて苦言・提言をした。
「ロープ掴み1回でイエローカード。2回でレッドカード。レッドカード出たらKOか1本取らないと判定では負け。くらい厳しくしてくんないとグラップラーには死活問題だよ。北岡×ソウザもそうだけどさ。こっちは命懸けて戦ってんだからさ。あ~顎痛ぇ…」
テイクダウンに行った時、相手がロープをつかんだり引っかけたりすることで倒されるのを防ぐ場面が見受けられ、それによって試合の流れに大きく影響が出る。大抵はロープを掴んだ選手が注意を受ける程度だが、グラップラー(組み技が主体の選手)にとってはようやく組み付いてテイクダウンまで持ち込んだにも関わらず、ロープを掴まれてテイクダウンを防がれる、もしくは本来なら有利な状態へ持っていけるところが持ち込めなかったりすることがある。
この投稿にファンからは「よく、反射的に掴んじゃうとか言う人もいるけど、他のスポーツでは意識的かどうかではなく、やった行為に判断すべきだと思う」「同感ですね。ロープでやる以上、その辺のルール徹底を望みます」と、川尻と同感とのコメントが寄せられている。