ブハリ(左)のパンチか、大石の足技か
2023年9月29日(金)東京・後楽園ホール『Krush.153』の前日計量が、28日(木)都内にて13:00より行われた。
第7試合のKrushミドル級3分3R延長1Rで対戦する、ブハリ亜輝留(WSRフェアテックス幕張)は74.85kg、大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)も74.85kgでそれぞれパス。
2015年から2017年までJKJO全日本一般重量級で3連覇を達成、KWF国際オープントーナメント世界カラテグランプリ2020男子85kg未満で優勝するなどフルコンタクト空手界にその名を轟かせ、Krushでプロデビューしてからは連続初回KO勝ちを飾っている大石は「この試合のためにしっかりフィジカルもスパーリングもいろいろ練習してきたので、準備万端なので明日は全力を尽くします」と挨拶。
6勝(5KO)2敗1分と高いKO率を誇るブハリは「このカードが決まった時の会見で、僕は元々6月のミドル級トーナメントに出場したメンバーとの試合を希望していたので不本意だと言っていたが、大石選手の映像を見れば見るほど、大石選手との試合を考えれば考えるほど、空手世界王者で凄い経歴を持っているので相手にとって不足無しだと思うようになりました。ここで倒せばファイターとしてもう一段階上がれる。全力を尽くしてきました。明日は空手王者を倒します」と意気込む。
最も強化してきた点は何かを聞かれると、大石は「得意技を磨いてきました。全てを高めてきました」、ブハリは「過去最高の自分を作るために全てにおいて強化してきました。今は身体もしぼんでいますが、明日はビックリするくらい大きくなるように調整もしてきました」と答える。
大石が「ミドル級らしくスピードとパワーを見せたい。絶対KO決着になると思うのでそこを見せたい」と言えば、ブハリも「今までの僕の試合を見ている通り圧倒的にKOするのを見せるだけです」と、両者ともにKO宣言。
「蹴りが入れば1Rで倒せる自信もありますが、倒される可能性もあるので1Rでどっちにしろ決めたい」と蹴りで初回KOするという大石に対し、ブハリは「僕も同じです。空手王者の蹴りを喰らわずに僕の圧力で蹴りを止められるのか。止められなければ僕のパンチで倒れると思います」とパンチでKOするとした。
「空手は素手素足で打たれるので打たれ強さと、厳しい稽古をみんなやっているのでメンタルも強いと思う」と空手家の強さをあげる大石。「毎週顔面ありのスパーリングをしているので、そこは自信がついているので大丈夫です」と顔面パンチへの対応も問題ないとした。
そして「この試合のために準備してきたので、ブハリ選手も準備をしてきているとのことなので倒したいです」と、改めてKO決着を誓う大石。ブハリは「計量というキツい山場が終わったので、大石選手と明日戦えるのが楽しみです。兄貴と呼んでいるMOMOTARO選手(第6試合に出場)と一緒に勝てるように頑張ります。明日は別人のようにデカくなっているので、それも楽しみにしていてください」と予告した。