2023年11月5日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2023 vol.5』の追加対戦カードが発表された。
本戦全試合オープンフィンガーグローブ着用のREDルール(ヒジ打ちあり、首相撲からの攻撃無制限)、KOボーナスあり(30万円、メインイベントのみ100万円)で実施される今大会に、現在K-1ファイターとして活躍中のKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思(クロスポイント吉祥寺)が参戦の名乗りをあげた。
参戦直訴した不可思の対戦相手をウィラサックレック・ウォンパサー会長にKNOCK OUTが打診したところ、「デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ)でどうだ」との返答。K-1グループの許可も下り、不可思vsデンサヤーム・ウィラサクレックが決定したという。
これにより、お互いがK-1グループに参戦している者同士のオープンフィンガーグローブでのヒジありマッチとなった。
不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、2019年12月には大和哲也にKO勝ち。2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。2022年は4月に小嶋瑠久をTKO、9月に大野祐志郎をKOに破ったが、12月に林健太に敗れた。2023年3月、約4年ぶりにKNOCK OUTに出場するとバズーカ巧樹にKO勝ち。戦績は44勝(21KO)18敗2分。
デンサヤームは20歳ながら78勝(8KO)27敗3分の戦績を持つムエタイの猛者。175cmの長身サウスポーで、ロングリーチを活かして蹴り技を得意とする。2019年、タイのテレビ局が主催するムエタイイベント『True 4U』のバンタム級トーナメントで優勝。2020年3月の『K'FESTA.3』でK-1初参戦を果たし、判定負けも武居由樹を長い手足から繰り出すパンチと蹴りで苦しめた。2022年から日本に移住し、ウィラサクレック・フェアテックスジム三ノ輪で練習を続けている。武居戦から3階級上げての参戦となった2022年8月の大沢文也戦では組み付きを多用したため減点となり、判定負け。2023年7月には鈴木勇人に初回KO負けを喫している。