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木村“フィリップ”ミノル所属ジムの処分は“無期限の試合出場”「戦い続ける事こそが皆様への償い」

2023/09/23 03:09
 2023年9月2日に行われたRIZINの記者会見で、ドーピング検査の結果が「陽性」だったことが発表された木村“フィリップ”ミノル。6月にRIZINで行われたロクク・ダリ戦は無効試合となり、「(RIZINでは)半年間出場停止」の処分が下された。  続けて木村がドーピングをしていたと認めた、2022年12月『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』の矢地祐介戦、2023年3月『KNOCK OUT』のクンタップ戦も主催者が無効試合になったことを発表されている。  そして9月22日、木村が所属しているBattle-Boxの渡辺一久会長より、ジムとしての処分(ペナルティ)が発表された。それは「無期限出場停止」ではなく「無期限の試合出場」というもの。 【写真】無効試合となった2022年12月の矢地祐介戦 渡辺会長によれば「内容につきましては、各団体様から頂く試合出場のオファーを断ることなく(※ジム側で判断した試合に対して)出場し続けるというものです」という処分だという。 「解雇や試合出場停止などの処分も選択肢の中にありましたが、いろんな方の意見を聞き、話し合いを重ねた結果、賛否両論あることはもちろん承知の上でこの決断に至りました。 【写真】無効試合となった2023年3月のクンタップ戦 理由としましては戦い続ける事こそが皆様への償いだと考えるからです。ファンの皆様を裏切ってしまった彼の愚行は決して許されるものではなく、変えられない事実です。試合出場停止、または引退を選択した場合この事実のみが残り、ファンの皆様を裏切ったままになってしまう事になります。  一戦でも多くの試合に出場し、皆様に全力で戦う姿を観て頂く事で少しでも償いが出来ればと思ってのことです」と、この決断に至った理由を説明する渡辺会長。 【写真】無効試合となった2023年6月のロクク・ダリ戦 続けて「本件は決して許される事ではありません。しかし、失敗や過ちを犯した人間を見捨てる事が会長として正しい決断だとは私は思えません。  試合に出続けるという事は常に試合ができる状態で居続けるという事です。それはこの先今まで以上の困難が待受けている事を意味します。その中で彼を指導し支え続け、選手として一人の人間として成長させる事が唯一私に出来る事だと考えてのことです」と綴った。
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