2023年9月15日(金)、タイ・ルンピニースタジアムにて『ONE FRIDAY FIGHTS 33』(ABEMA配信)が開催され、143ポンド契約のONEムエタイルールで、柴田真吾(真吾YAMATO/大和ジム)が、タイのオトップ・オー・クワンムアンに、1R KO負けした。
▼143ポンド・キャッチウェイト ムエタイ 3分3R○オトップ・オー・クワンムアン(タイ)[1R 0分59秒 KO] ※左アッパー×柴田真吾(=真吾YAMATO/大和ジム)
柴田は今回がONEルンピニー大会3度目の登場。これまで1勝1敗の戦績で、3月の前戦ではペットクランナー・シップーヤイニランをダウン寸前に追い込んで判定勝利しており、連勝を狙う。
対するオトップは、ONE初参戦の17歳でWPMFジュニアウェルター級王者。RWS(ラジャダムナン・ワールドシリーズ)にも参戦経験を持つ。小川翔に判定勝ちしたペットガーフィールド・ジットムアンノンに1月に判定勝ちしており、戦績は63勝15敗2分。
リングでのオープンフィンガーグローブムエタイ。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローを当てて、右前蹴りから入る柴田。左ローのオトップに、柴田も左ミドルの蹴り返し。続くオトップの右ローは柴田がしっかり左足を上げてチェックする。
なおも右ローを突く柴田は続けて左ジャブ。オトップは左ミドル。柴田もすぐに踏み込んで左ミドルを返すと、その打ち終わりで距離が近くなったところに、オトップはOFGでの右フック!
ダウンした柴田は、後転して8カウントでファイティングポーズをとると、すぐに詰めてきたオトップに対し、自身も前に出て左ジャブ。そこに左から右のワンツーを合わせ、右ヒジを連打するオトップは、右ストレートを効かせて、さらにワンツーの右のラッシュでダウンを奪う。
ここも立ち上がった柴田だが、オトップの怒涛の左右連打にガードを固めるブロッキングでロープを背に。カウンターの右ヒジを放つもかわされ、オトップもガード上に右ヒジ、さらに下からの右アッパーも小さなグローブの間を抜いて突き上げる。
最後はコーナーに詰めたオトップが右から左アッパーで3度目のダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた。
1R 0分59秒、柴田は1分足らずの秒殺KO負け。ONEデビュー戦で鮮烈勝利を飾ったオトップは「ガードが下がっているのが分かったので右を当てられた」と語り、ファイトボーナスを獲得した。