2019年8月18日(日)東京・大田区総合体育館で開催されるKNOCK OUT『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』。
同大会の「KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント」に出場する、WMC日本スーパーバンタム級王者・大野貴志(士道館新座ジム/MA日本キックボクシング連盟)が公開練習を行った。
スピード感溢れるミット打ちを行った大野は「あとは結果を出すだけなので、会場で自分の姿を見てもらいたいと思います。ジムには練習生がいなくて、こんなに人前でミット打ちをすることはなかなかないので緊張しました」と、公開練習を終えた感想を述べる。
トーナメント1回戦で対戦するWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(伊原道場/新日本キックボクシング協会)については、「自分ができることをやるだけなので全てを出し切って勝つだけ。お客さんみんなが思っている通り自分が負けるのか、それとも大穴で勝つのか。それを見せたい。予想は圧倒的に江幡選手有利でしょう。それは分かっている。そっちの方が面白い。僕が勝ったらみんな何て言って謝ってくれるのかなって。謝らせたいですね」と、不利の予想を覆す気満々だ。
決勝へ勝ち上がれば、2016年3月に対戦して3RでTKO負けを喫しているISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/REBELS)とのリベンジ戦が実現する可能性もある。
「(小笠原は)キレもいいし、スピードも速い。前やった時はKOでコテンパンにやられましたが、日が経っているので戦うことがあればその時とどれくらい違うか拳で感じてもらいたい」と、以前の自分とは違うとする。
大会場での試合については「デカいところでやれることはなかなかないので、ワクワクする気持ちが強い。会場に飲まれないように自分らしさを出していきたいと思っています」と、大舞台を楽しみにしている。
夢にまで見たKNOCK OUT初参戦だが「今回はいろいろな選手が出られる、大人数が出られるようになった。自分が思っていたKNOCK OUTは選ばれた者だけが出られる舞台だったので、腑に落ちないところがありました」と、新体制となったKNOCK OUTは自分の描いていた舞台とは違った、と本音をポロリ。
しかし「勝つ気でいますが、勝とうが負けようが選ばれた者だけが出られる、そこに選ばれる選手になりたい。自分がその一人になって興行を盛り上げていきたい」と、自分がKNOCK OUTを盛り上げて選ばれた者だけの舞台にしていきたいと意欲を燃やした。