ムエタイ
ニュース

【K-1】ライバル対決の最終章、金子晃大「僕にしか出来ない道を通っていきたい」玖村将史「100%の玖村将史に仕上げることが出来た

2023/09/09 23:09
 2023年9月10日(日)神奈川・横浜アリーナ『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』(DAZN/ABEMA配信)の前日計量&記者会見が、9日(土)都内にて13:00より行われた。計量は全員が一発でパス(スーパー・ヘビー級と無差別級は参考記録)。  第14試合のK-1スーパー・バンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と挑戦者・玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)は共に54.95kgでパス。  タイトルマッチ調印式を終えて、会見に臨んだ玖村は「今日まで100%の玖村将史に仕上げることが出来ました。あとは明日やるだけかなって感じです。この試合は新生K-1の最終章だと思っているので、この物語を美しく終わらせて、僕が王者になってK-1 ReBIRTHこれからを僕が引っ張っていきたいと思います」と自信のコメント。  迎え撃つ金子は「明日のためにずっとしっかりやってきたことをやるだけだし、自分のことを勝つと信じてくれた人たちのためにも、そういう想いを僕の身体に乗っけて戦おうかなと思っています」と、応援してくれる人たちの想いを背負って戦うと意気込んだ。  計量後のフェイスオフでは両者ともなかなか相手から目を離さない睨み合いが続き、スタッフが両者を引き離すという光景が見られたが、玖村はその理由を「明日勝つためにやるだけってことと、試合はもう始まっているので。それだけです」、金子は「明日のためにやってきた想いを僕の中で見て、そこを僕も伝えたかったということです」と説明。  それは先に目を逸らした方が負けという気持ちがあったからかと聞かれると、玖村は「戦ってましたよ。戦いでした。戦いです」、金子は「離したら負けって感覚はなくて気付いたらそうなっていた」と答えた。  この試合を制した方が今後の軽中量級のK-1 WORLD MAXを背負っていく存在になるのではないか、と見られていることについて、玖村は「もちろん僕が背負っていこうと思っています。新体制になってファンの人たちも不安に思っている方が多いと思いますが、この試合を見てもらえればこれからのK-1は玖村将史がいれば大丈夫と思わせるので、そこを楽しみに見て欲しいですね」ときっぱり。金子は「明日勝った方が事実上背負うことになると思うし、僕はそのうえで僕にしか出来ない道を通っていきたい。そこに行くために明日の試合は大事な一戦だと思っています」と自分のためにも重要な試合だとする。 【写真】いつもよりピースの指が大きく開いていた金子。気合いが表れてしまったと笑っていた 1勝1敗で迎える決着戦。2人は互いのことをどんな存在だと思っているのか。その質問に玖村は「今までやってきた選手とは違いますね。彼がいたから僕も成長できたし、ライバルと言っていいと思います」、金子は「良きライバルだと思うし、そこを超えなければ道はないという相手ですね」と、互いにライバルだと認め、そのライバルを超えていきたいとした。  金子は以前の記者会見で「魂を上げてきた」と発言。その意味を聞かれると「口では説明しづらいが、魂を上げてきてそこの違いを当日に何となく感じとってもらえるようなそんな感じです」と、試合を見て感じ取った欲しいという。  一方の玖村は今回の三度目の対決が決まる前から、打倒・金子に自信満々。その根拠を聞かれると「一番はやってきた練習ですね。練習でやってきたことしか出ないので、誰よりも自分を高めてきたと思うので、そこの違いを見て欲しい」と話す。  そしてK-1のベルトへの想いについては「ベルトは僕が幼稚園の頃から憧れていたベルトなので、子供の頃の自分の夢がやっと叶えられるかなって。子供の頃の自分のためにも絶対に捕りたいと思っています」と、幼少時代からの夢をかなえる時が来たとした。  最後に、最終決着戦にふさわしい決着を改めて聞かれた両者。玖村は「誰が見ても玖村が勝ったと思われる試合をしたい。そのために一番分かりやすいのはKOだと思うので、しっかりKOで仕留めたいと思っています」、金子は「倒して勝つってこと。それで道が開いて行くのかなと思います」と、両者ともKOで決着をつけたいと語った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント