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【K-1】シナ・カリミアンが無差別級トーナメント制覇に自信「誰一人として自分のレベルに至っている選手がいるとは思っていない」=前日会見

2023/09/09 20:09
 2023年9月10日(日)神奈川・横浜アリーナ『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』(DAZN/ABEMA配信)の前日計量&記者会見が、9日(土)都内にて13:00より行われた。計量は全員が一発でパス(スーパー・ヘビー級と無差別級は参考記録)。  会見の冒頭、カルロス菊田K-1プロデューサーは「なぜ無差別トーナメントが重要なのか。日本の武道は負けたら終わり、次はない。真剣で戦うので当然ですが、これは日本の武道の文化です。K-1は日本発信の武道で世界一を決めていきます。有名・無名に関わらず世界中の猛者を集結させることが重要です。これを象徴するのが無差別級トーナメントです。この無差別級トーナメントを復活させたのは日本から世界マーケットを目指す、これが最大の理由です」と開催趣旨を説明。  続けて「今回のトーナメントですが昨日から今朝にかけて全員の選手とお会いしました。それぞれの選手がかつてのK-1選手やK-1へのリスペクトを語ってくれました。全ての選手にチャンスがあります。無差別級ワンデートーナメントは皆さんご存じの通り、頭脳戦あり、消耗戦あり、そしてパワーとパワーがぶつかる激しい過酷なトーナメントです。新生K-1第二章の門出となるトーナメントを戦い抜いてください」と出場選手たちにメッセージを送った。  ISKAヨーロッパ ヘビー級王者のクラウディオ・イストラテ(ルーマニア/Kombat Gym)は「試合の前に話すことは好きではない。試合の行方は神のみぞ知る。試合が終わった後にゆっくりと話したい」と、多くを語らず。  迎え撃つ最軽量ながら2022年無差別級トーナメント優勝者のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM OTA)は「K-1に戻ってくることが出来て嬉しく思っている。今コンディションはとても良く、メンタル面やフィジカル面も準備が出来ています。いいパフォーマンスを見せてK-1をサポートしてくれる皆さんにそれを見せたいと思います」と、連覇へ向けて準備は万端だとする。  ISKA世界スーパーヘビー級王者ケリム・ジェマイ(ドイツ/ZAM-ZAM Ulm)は「ここにいられることをとても幸福に感じています。とても強いメンバーが集まっているのでとても興奮しています。しかし私が必ず優勝してタイトルをドイツに持って帰りたい」と優勝宣言。  K-1 WORLD GPクルーザー級王者のシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)は「もし何か違うものを見たいと思っていたら明日の試合をお楽しみに。K-1重量級史上初の二階級制覇を自分が成し遂げたいと思います」と、自分が歴史に名を刻むとする。  WGP Kickboxingライト・ヘビー級王者アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym)は「夢の舞台であるK-1に立てたことに感謝して嬉しく思います。K-1を見て育ったので嬉しい。準備は整っている」と、憧れの舞台であったK-1に参戦することでモチベーションが高いようだ。  KOKヘビー級王者ミハル・トゥリンスキー(ポーランド/HW LOW-KICK)は「20年間この世界で練習してきて、日本で試合をすることを夢見て来た。日本のファンの前で勝負が出来るのを嬉しく思うし、絶対に勝ちたいと思っている」と、念願の日本での試合が実現したことを喜ぶ。  2023年中国キックボクシング選手権90kg級優勝者リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)は「この無差別級トーナメントに出場できて嬉しく思っています。初めてK-1に出ますが、私の師匠であり先輩は2017年に初代K-1ライト級王者だったウェイ・ルイです。その名を汚さないためにも私が必ず優勝したい」と、中国人初のK-1王者となったウェイ・ルイに次いで自分が王者になりたいとした。  キックボクシング・ルーマニア選手権3度優勝の実績を持つヴァレンティン・ボルディアヌ(ルーマニア/Catalin Morosanu Academy)は「このような大きな場に出場させていただくことに感謝と喜びを感じている。勝ち上がって優勝したいと思っている」と、優勝を目指すことを静かに誓った。以下、会見での記者との質疑応答。 【写真】カルロス菊田Pが持つのは優勝者に贈られる王冠(ウイニングローレル)――1回戦の対戦相手と初めて向かい合ってみての印象は? クラウディオ・イストラテ「たくさんK-1の試合をしてきた選手だと思う。私は誰も過小評価することはありません。たくさん練習して来ました。明日は私が勝ちます」 サッタリ「ここにいる全員に言えるが、トーナメントにいる理由があるからここにいると思っています。相手のことはとても強い選手だと思っている。でもリングに上がれば相手が誰であろうが体重がどうだろうが自分がやるべきことをやって勝つだけです。明日は一番準備してきた人間が最終的に勝つ。それだけだと思っているので、それが誰になるのか最後に見届けてください」 ケリム・ジェマイ「手を見ていろいろ思うことはあるが、明日の試合で全てをお見せしたい シナ・カリミアン「ここで多く話すことはない。明日の夜、全てをリングで見せたい」 アリエル・マチャド「対戦相手と面と向かった時に相手にもやる気を感じた。簡単な戦いではない。戦争だと思っている。でも勝つのは自分だ」 ミハル・トゥリンスキー「とても勝ちたいという気持ちが大きいので、明日の試合は必ず勝利を射止めたい」 リュウ・ツァー「対峙しての第一印象は背も高く体重も重い。面と向かって感じたのは礼儀正しいファイターだと思った。試合に」なれば全力を尽くして自分が勝ちを獲りに行くだけです」 ヴァレンティン・ボルディアヌ「私は対戦相手を研究したり見るようにしていない。前もって戦略も立てないようにしている。自分のスタイルでやるべきことをやって戦いたい」 ――カリミアン選手、90kgから95kgにしたパワーアップの理由と、マチャド選手とSNSで繰り広げたトラッシュトークについてどう思いますか? 「まず言わせてほしいことがある。7カ月前に手術をして、それから毎日のようにトレーニングをしてきた。トレーニングするたびに強くなっていることを感じる中で、最初はトーナメントのオファーが来なかったが、誰が出るかも分からない中で自分から入れてくれとオファーをしました。今こうしてメンバーを見ても誰一人として自分のレベルに至っている選手がいるとは思っていません、その中で自分が全く違うレベルの試合を見せて自分が一番だということを皆さんにお見せしたい。私は5年前、1日で3試合を勝って王者になりました。自分は本当の王者だと思っているし、その時に巻いたベルトと今回同じベルトを巻くと思っていたんですけれども、目の前にあるのは王冠だと知って残念に思っています。  トラッシュトークについては、自分はSNSの王者でもSNSで活躍するわけでもなく、本物の王者として皆さんの前で戦おうと思っています。この7カ月の間に経験してきた苦労を今回のトーナメントに全てぶつけて、このメンバーの中で自分が一番だということ、本当にレベルが違うことを皆さんに証明したいと思います  なので自分の次の試合が何kgになるのか、どんなトーナメントになるのか知らずにトレーニングをしてきました。今回5kgアップしたというのはその結果であって、特にそれがどうとは自分の中で全く感じていません」 ――サッタリ選手は、以前からカリミアン選手のタイトルに挑戦したいと言っていたが、トーナメントで対戦が実現することについてどう思っていますか? 「もちろんずっとクルーザー級のタイトルを懸けて試合をしたかったが、その希望はかなわずこのトーナメントに入ることになりました。お互い勝ち上がれば戦うことになりますが、その試合が実現すれば皆さんが期待する楽しくていい試合になることは間違いないと思っています」 ――サッタリ選手は1回戦の相手と24kg差だが、それは気にならない? 「サイズは関係ない。リングに上がればサイズが有利に働くと自分は思っていないし、自分のスキル、能力、パワー、そして何より自分自身のことを信じています。自分が一番だと信じているからこそ、みんなここにいるんだと思うけれどそれは自分も同じです。みんなが一番強いと思っている中で自分のベストを尽くして勝ちたい」
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