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【RIZIN】“開国”K-1からの刺客と梅野源治が対戦「ヤバい試合を見せる」、斎藤祐斗も「ヤバい倒し方で倒したい」

2023/09/03 02:09
【RIZIN】“開国”K-1からの刺客と梅野源治が対戦「ヤバい試合を見せる」、斎藤祐斗も「ヤバい倒し方で倒したい」

前回KO負けの梅野が再起戦、K-1からの刺客・斎藤はヒジありルールに挑む

 2023年9月2日(土)都内にて、「RIZIN.44 & RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」の追加対戦カード発表記者会見が行われた。

 10月1日(日)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA』にて、RIZINキックルール(※ヒジあり)61.5kg契約3分3Rで梅野源治(PHOENIX)vs.斎藤祐斗(JK TRIBE)が決定。


 梅野は2007年11月にプロデビュー。日本人初のWBCムエタイ世界王者(スーパーフェザー級)になった他、数々のタイトルを獲得。本場タイの一流ムエタイ選手たちと互角に渡り合い、2016年10月には日本人6人目となるラジャダムナンスタジアム王座(ライト級)を奪取した。REBELS、KNOCK OUT、RISEを渡り歩き、RIZINには2021年6月から参戦。大雅と皇治にヒジ無しルールで連敗を喫するも、2022年10月にトレント・ガーダムにTKO勝ち。大晦日には平本蓮とパンチのみのエキシビションマッチを行った。2023年6月、待望のヒジありルールで鈴木宙樹と対戦も、飛びヒザ蹴りでKO負けを喫している。戦績は51勝(23KO)15敗4分1無効試合。


 斎藤は地元・愛知県春日井市出身のK-1・Krushファイターで11勝(8KO) 7敗。8歳から始めた新極真空手で全日本大会高1軽量級の部準優勝。26歳でキックに転向し、2017年12月の『鉄拳』でプロデビュー。2018年8月よりK-1 GROUPのKrushに参戦し、連続KOの後は連続KO負けと派手な試合を繰り返す。2022年7月は安川侑己にKO勝ち、11月に松本涼雅に判定勝ちと連勝したが、前戦の2023年3月は髙橋直輝にKO負けを喫した。

 K-1の“全面開国”を受けてRIZINに送り込まれた斎藤は「愛を知る県よりK-1から来ました。僕は梅野選手をリスペクトしていますし、素晴らしいファイターなので僕が美味しいと思ったのと、格闘技界にキックボクシングを広めることに貢献できて嬉しく思います。絶対に僕は倒すか倒されるかの試合するのでヤバい倒し方で倒したいと思います」と意気込み。


 再起戦となる梅野は「K-1が開国してこれからいろいろな団体の立ち技の選手たちがRIZINのリングに上がって、いろいろな団体が乗り込んで来ることで面白いマッチメイクが出来ると思うんですよね。その中で僕が言い続けているRIZINに立ち技の大会をやって欲しいとか、立ち技を盛り上げて行きたいという、そのきっかけになるようなK-1との試合になると思う。ようやく僕がずっと言っていた学んで欲しいというのが榊原さんにも伝わったんじゃないのかなと思うので、今回その一発目で派手にアツい試合、ヤバい試合を見せようかなと思っています」と、この試合の意味を話した。

 今回の試合がリングではなくケージで行われることに、斎藤は「僕は名古屋のHEATでキックルールでやったことがあります。ケージはケージなりの中に閉じ込められて戦うしかない状況を感じたので、僕はまたあそこで出来るのが凄い楽しみです」と、すでに経験があり楽しみだとする。

 梅野は「ケージなんですか? 僕の試合。というのは今知ったので(苦笑)。というか昨日体重知ったし、試合をするのも一昨日知ったので、分からないことだらけ。でも、いつでも試合できる状態を作っておくのがファイターだし、榊原さんにも以前そう言われたので。結局リングだろうがケージだろうがやることは同じ。そこに有利も不利もない。与えられたルールの中で自分がどう動けるのか、魅せられるのか。前回不発だったので梅野源治のムエタイの強さをしっかりと見せたいという想いです」と、リングもケージも関係ないとした。


 斎藤は、梅野が得意とするヒジありルールで戦うことに「梅野選手と出来るなら別にヒジくらいはいいかなと思って。僕、ムエタイ選手とやるのは得意なので。どんどん蹴ってきてくださいって感じです」と全く問題はないと言わんばかり。

 これに梅野は「僕はK-1選手がムエタイルールに挑んで来ることは価値があることだと思っていて。僕の対戦相手にはリスペクトもあるし、今後こういう風にK-1選手がムエタイに乗り込んで来たり、ムエタイの選手がK-1ルールでRIZINのリングでやったりとか、立ち技の選手がMMAに挑戦したり、MMAの選手が立ち技に挑戦したり、いろいろな交流がRIZINの中であればいいと思っているので、自分のフィールドじゃないところで戦う選手に関しては僕はリスペクトしています」と、斎藤のチャレンジ精神を称えた。


 また、前回の鈴木戦での敗北については「ヒジを見せてやろうという気持ちが前のめりになりすぎた。それが一番の原因だと思うんですよね。煽りVとか入場曲、あれがヤバいんじゃないかと聞かれたんですが、それはエンターテインメントでお客さんを喜ばせたいというのがあっただろうし、僕らは戦うだけなので。そこに集中して本気でトレーニングもしているし、そこに一切言い訳はないです。あの試合は単純に僕が前のめりになりすぎたのと、対戦相手が一生懸命に作り上げてきて、結果ああいう風に負けてしまったというそれだけです。ただ、佐藤大輔が調子に乗るのでこれ以上やるなよとこの場を借りて伝えたいのと、hy4_4yhはもう来るなよと本気で思っています。榊原さんお願いします」と、言い訳はできないと答えた。


 K-1代表としての決意を聞かれた斎藤は「僕もいきなり試合を出来るかと言われてまだ3日くらいしか経ってないので。本当にRIZINでやるのかなって変な気持ちになったばかりで。今日ここに来てRIZINの選手とここで会見できているので、K-1代表として前にもK-1をやっていた人(安保)がいるけれど、僕も負けないようにしっかりアピールしてヤバい試合をしたいと思います」と話す。

 最後に、相手のヤバいところはと聞かれた斎藤は「これだけRIZINにいじられているので、ちょっとキモ梅だなと思いました」と答えると、梅野は「これから相手のことを見ようかなってくらいですかね。あとキモ梅って何だっていう。あのね、選手同士でディスり合うのは好きじゃないんですよ。だからもうちょっと面白いことを言うのか、ただ罵っても盛り上がらないから、もうちょっと先のことを考えて発言した方がいいよと斎藤選手に限らずどの選手にも思いますよ。もうちょっと学んだ方がいいぞ、お前ら」と大人の態度で接した。

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