年末RIZIN出場を目標に掲げて連勝中の宮越（右）、良太郎（左）はREBELSの看板を背負ってKNOCK OUTに参戦
2019年8月18日（日）東京・大田区総合体育館で開催されるKNOCK OUT『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』と、8月10日(土)東京・後楽園ホールで開催される『REBELS.62』の合同公開練習が、3日（土）都内にて行われた。
『K.O CLIMAX 2019』の第3試合62kg契約3分3Rで、ムエタイオープン＆スックワンキントーン認定ライト級王者・雅駿介（PHOENIX）と対戦するREBELS-MUAYTHAIライト級王者・良太郎（池袋BLUE DOG GYM）は、普段から一緒に練習しているWBCムエタイ・インターナショナル・ライト級王者の宮越慶二郎（拳粋会宮越道場）とのマススパーを披露。
良太郎は「空調があるジムはいいっすね。ウチは室温が45～46度あって立っているだけで死にそうになるので、熱中症にならないように気を付けます」と、試合前の最大の敵はこの暑さだと苦笑。
対戦する雅に関しては「対策は何もしていない。いつも通りの感じで」とあっさり答え、「それより公式であのキャッチフレーズ（千の職質を受けた男）を使ってくれて嬉しい。反響がありました。あんなのありですか？ コンプライアンスが心配です」と笑う。
今回は初の大舞台での試合となるが「大舞台と言っても僕は人の何十倍もセコンドに就いて経験しているし、カンボジアでは1万人規模の大会にもいっている。デカいところは燃えますね。演出も凄いし。今回はセコンドではなくプレイヤーの立場というだけで気負ってはいません」と、セコンドとして大舞台を何度も経験しているため特に気負うものはないという。
また、「KNOCK OUTが新体制と言っても、レベルスと色が一緒になっている。色が同じ。これはレベルスじゃないかと言われてもしょうがない。確実に色を変えないといけない。色を出すには選手が色を強く出し、外の人があっちから出たいとアプローチをかけてもらって、色を分けないと被ってしまう。僕はレベルス一本でやってきたので、その色を出したと思っていますが、レベルスとは違う色を出すことを意識しないといけない」との問題提起も。
そのうえで「僕はレベルスのチャンピオン。看板を背負って出るので盛り上げる」と誓った。
第8試合の63.5kg契約3分5Rで、元J-NETWORKスーパーライト級王者・鈴木真治（フジマキックムエタイジム）と対戦する宮越は「良太郎選手とは毎週やっているのでリラックスしてできました。でも、いつもより顔が怖くてビビってしまった(笑)。追い込みの真っ最中で身体が動かなかったが、それはいつも通り。あと1週間追い込んで最高の自分を見せたい」と意気込む。
対戦する鈴木については「9年前にもやっていますが、それを思い出しながら昔と今の違いを見て穴をしっかり探して徹底的に練習して、自分の持ち味であるステップをよりバージョンアップしたものを見せられると思う」と、相手を研究したうえで自分の進化した姿を見せたいとし、「今回は後ろから3番目なので、一番盛り上げる自信があります。しっかり盛り上げて年末を目標に頑張ります」と、今年の目標として掲げる年末の『RIZIN』出場をアピールしたいとした。
第4試合の-72.6kg契約3分5Rで、新日本キックボクシング協会日本ミドル級王者・斗吾（伊原道場）と対戦するWBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者T-98（クロスポイント吉祥寺）は、同門の後輩である吉田英司との首相撲を行い、2度引っ繰り返して貫録を見せつけた。
「2回投げたので仕上がってんなと思いました。絶好調。2月から試合をしていなくて、この期間に練習したきたことがいい感じになっているので、気を抜かずにやればいい試合ができると思います。ミドル級で普段より重いですが、パワーでもスピードでも全ての面で上なので、それを証明してKOで勝ちます。ミドル級は以前に何回かやっているので問題ないです。減量もラクなので」と、T-98はかなり調子がよさそう。
対戦する斗吾については「パンチャーだと思うのでパンチで向かってきてほしい。それにパンチで対抗して気持ちよくパンチで倒したい」と、相手の得意とするところで倒したいと言い放った。
