ぱんちゃんのデビュー戦の相手である川島(右)を相手にマススパーを行った祥子
2019年8月18日(日)東京・大田区総合体育館で開催されるKNOCK OUT『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』。
同大会で唯一行われる女子マッチ、REBELSルール46kg契約3分3Rでぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)と対戦する祥子(JSKキックボクシングジム)が、3日(土)都内にて公開練習を行った。
祥子はキックボクシングジムの代表を務め、フィットネススタジオを2つ経営し、2児の母でもある。4月のJ-GIRLSではJ-GIRLSピン級王座決定戦に抜擢された(判定負け)。戦績は4勝6敗。
今年2月、ぱんちゃんとデビュー戦同士で対戦した女子高生キックボクサーの川島江理沙(クロスポイント吉祥寺)とのマススパーを2分1で行った祥子。手数は少なかったが、蹴りを中心とした戦い方を披露した。
「公開練習は初めてなので緊張しました。でも始めてすぐに楽しかったです。女子とスパーする機会があまりないので」と、普段は男子とスパーすることが多いため新鮮だったと祥子。
「KNOCK OUTという大きな大会に呼んでいただいて緊張もしていますが、楽しみな気持ちも大きくなっているので自分らしくいい試合をして皆さんに覚えてもらえればと思います」と、試合への意気込みを語る。
相手のぱんちゃんはメディアにも露出して大きな注目を集めている。その選手と対戦することで「こんなに注目されるのは初めてですし、公開練習や記者会見など慣れなくて緊張しますが、いつも応援してくださる人たちは私が表に出ることを喜んでくれるので、本番でもいい試合をして皆さんに喜んでもらえればと思います」と、同時に注目されることを喜ぶ。
ぱんちゃん対策としては「リーチであったりスタイルであったり特徴的な選手なので、それを意識した練習内容をやっています」と、研究しているようだ。
ぱんちゃんは1日に行った記者会見でKO宣言している。そのことを聞かれると祥子は「ぱんちゃん選手は強いと思いますが、これまで憧れるような強い選手たちと試合をさせてもらってきたので、私が大きい大会でいい試合をしないとそういう選手たちに申し訳ないので自信を持って勝ちたいと思います」と、これまで戦ってきた選手たちのためにも勝ちたいという。
また、「KNOCK OUTは憧れの舞台なので呼んでもらえて嬉しかったです。まだチャンピオンをとっていない状態なのでそれでもいいのかなとも思いましたが、それでも呼んでいただいた甲斐があったと思ってもらえる試合をしようと思います。チャンピオンではなくてもこれからを期待してオファーしてもらえることは、いろいろな選手の励みになると思います」と、自分が今回活躍することによって、チャンピオンではないこれからの選手たちでもKNOCK OUTに上がれるという希望を与えたいとした。
大会場での試合にはそれなりの内容も求められるが、祥子は「無理すると変なことをしそうなので、自分はムエタイスタイルなのでいつも通りのムエタイスタイルの女子を見てもらえればと思います」と、自分のスタイルを貫くと話した。