前屈すると見せかけてタックルに行ったノッコンだが、サップは反応してテイクダウンを防いだ
2023年8月26日(土)東京・アリーナ立川立飛『BreakingDown 9』の前日記者会見が、25日(金)同会場にて行われた。
メインイベントでキム・ジェフン(韓国)と対戦するジェロム・レ・バンナ(フランス)は会見を欠席。ジェフンは「とってもムカついているので韓国語で話します。バンナは尊敬する人でした。でも明日負けるのが嫌ってことで記者会見に来てもいないですね。これから彼のことは尊敬しないと決めました。試合場に上がったらどっちかが倒れる覚悟で来て欲しい。今度から試合に出られないようにしてあげます。頑張ります」と、バンナの欠席に怒りのコメント。
さらに質疑応答で質問がなく「メインイベントだよ、質問もないのかよ」と怒って帰っていった。
ボブ・サップ(アメリカ)は対戦相手のノッコン寺田が現れず「ノッコンはどこだ。Why? なぜノッコンがいない」と戸惑うが、ノッコンは後ろから登場するとサップに液体をかけ、さらに腹と腹をぶつけ合い、サップを突き飛ばす。
「お前、ホッとしとったやろ。俺とやらなくてよかったとホッとしてたんちゃうんか」とノッコン。液体は「それはプロテインや。お前がステロイドばかりしてるからプロテイン飲めってことや」と吠える。サップは「ノッコン、ブタ」と余裕のブタポーズ。
ノッコンが「何回見たかのう、お前が泣いてる姿。明日も泣かしたるわ」と言うと、サップは「右手と左手、どっちでぶちのめされたい?」と質問。ノッコンは「全部使ってこいや」と答え、「逃げるわけないやろ。俺が逃げると思ったか。何も怖くないわ。楽しみじゃ、お前とやるのがな」と試合前の辞退宣言などは全てフェイクだったとする。
さらに、同席したピーター・アーツが「ヨーロッパの選手はK-1ルールに慣れているが、BreakingDownは初めてなので楽しみです」、アーネスト・ホーストが「新しい世界です。これはK-1とは違う」とコメントすると、ノッコンは「そこのおっさん2人、あのおっさん倒したら、お前らを引きずり出したるからな」とサップを倒したら次はお前らだとK-1のレジェンド2人にも喧嘩を売った。
ホーストは「私は年をとっているがお前はデブだ」と笑いながら答え、ノッコンも「お前だって太ってるやないか」と言い返す。
サップとクラウスはなぜBreakingDownに出場することにしたのかとの質問を受けると、サップは「明日、あそこにいる選手たちをぶちのめしたいから来た」、クラウスは「私は日本で戦うのが好きだからだね」と回答。
3分3Rではなく1分で戦うことについては、「私は元々早くから攻撃的な試合をするスタイルなので1分は理想形。ビーストは準備が出来ている」(サップ)、「私にとってファイトはファイトなので1分も10分も関係ない。ファイトするだけだ」(クラウス)と問題はないとした。
ノッコンとぶつかり合った感想を聞かれたサップは「全く大したことはなかった。彼はマシュマロのような柔らかさだった」と大笑い。ノッコンが「お前、腰痛持ちか? 足を引きずってたぞ」とサップが歩くのも大変そうな様子で現れたことをツッコム。これにサップは立ち上がって前屈し、身体の柔らかさをアピール。ノッコンもやってみたがあまり前屈が出来ず、そのままタックルに行ってサップをテイクダウンしようとしたがサップは倒れなかった。
ノッコンは「喧嘩やと思っている。(特別な練習は)何もせえへんわ。すぐ終わるか1分かかるかはアイツの反応次第。どっちにしても泣き顔見せたる」と最後まで吠えまくった。