2023年9月29日(金)東京・後楽園ホール『Krush.153』の対戦カード発表記者会見が、8月23日(水)都内にて行われた。
ライト級3分3R延長1Rで、弘輝(WORLD TREE GYM)とREITO BRAVELY(BRAVELY GYM)が対戦する。
弘輝は2020年6月にKrush初参戦を果たしたサウスポーで、初陣ではSEIYAを3Rでマットに沈めた。その後は朝久泰央と龍華にKO負け、東本央貴に判定勝ちも里見柚己、大沢文也、鈴木翔也に3連敗を喫した。しかし、2022年6月の明戸仁志戦でKO勝ちすると9月の伊藤健人戦で判定勝ちとK-1 GROUPで初の連勝。12月のK-1では篠原悠人に判定で敗れている。戦績は9勝(6KO)7敗1分。
REITOはジュニアムエタイで三冠王となり、16歳でプロデビュー。2019年10月にKOSスーパーフェザー級王座、2020年12月にはM-1 JAPANライト級王座を獲得。2022年4月のKNOCK OUT初参戦ではスアレック・ルークカムイから得意の左ストレートでKO勝利を収めている。また、2022年10月のRIZINではわずか34秒、左ハイキックでTKO勝ち。2023年4月にはKNOCK OUTで鈴木宙樹に判定で敗れ、戦績を13勝(6KO)5敗5分としている。
2017年5月の『KHAOS.2』で一度だけK-1 GROUPに参戦経験があり、その時は現Krushフェザー級王者の森坂陸に判定勝ち。今回の参戦はKNOCK OUTから了承を得てのものだという。
会見を欠席したREITOからは「森坂選手と試合して以来の参戦が出来て嬉しい。最近煽りやトラッシュトークが流行っていますが、僕は興味ないので試合を見せるのみです」とのコメントが読み上げられた。
すると弘輝は「(トラッシュトークを)するしない関係なく会見に来いよね。急遽オファーが来て決まりました。強い選手とやりたくて。大阪のK-1で負けちゃって試合してなかったから、強いのとやれると聞いて来たんですが、相手来てないし。ムエタイ王者で2本もベルトを持ってる相手とやるってジムの子にも言ってきたので、一人で気まずい。でも強いと思うので楽しみです」と、REITOが会見に来なかったのが残念そう。
印象を聞かれると「2本もベルトを持っとって凄いですよね。でも、ここはムエタイのリングじゃないしハグありルールじゃないので。組めんかったら強くないと思うので、K-1と他団体のリングは全く別なのでそれを僕が見せたいと思います」とした。
どんな試合をしたいかとの問いには「殴って倒します」とシンプル。
「自分が今回試合を受けたのは、今の王者が里見(柚己)くんですよね。サウスポーなので王者の前にちょうどいいサウスポー対策をしようと思っています。僕が格闘技に復帰した時からずっとベルトに狙い定めているので。でも里見くんがK-1で試合が決まっちゃったので、また先になりそうやなと思って」と、現Krushライト級王者・里見柚己への挑戦を見据えて試合を受けたのだという。
これに宮田充Krushプロデューサーは「一発のインパクトですよね。9月29日に弘輝選手が一番輝いて一番インパクトのある勝ちっぷり見せて、里見次は俺だとアピールすればファンの支持は当然高まると思う。そういう勢いをつける試合ですよね。ここから年末、来年とまくっていく感じで暴れてください」と、里見に挑戦したければインパクトを残して勝てと話した。
そして最後に弘輝は「今年試合するの遅れちゃったけれどいろいろあって結婚式もあって。その間にも自分の教え子やったり、キッズクラスの子らが試合しているのを毎月セコンドついていて。5歳の子が挑戦しているのを見ているので、先生が二冠王を倒して挑戦を成功させてチャレンジが大事ということを教えてあげようと思っています」と、ジムの子供たちに勝つ姿を見せたいと語った。